山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「マイバックページ」続き。

昨日、川本三郎氏の「マイバックページ」の感想を書いたけど、続き。 この本は、川本氏が、朝日新聞社時代に、学生運動家と知り合い、そのひとの起こした事件(殺人事件)によって、新聞社をクビになり、逮捕されるまでの出来事とその時々の思いが書かれてい…

「マイバックページ」

梅雨空の安田講堂@東大。 映画「マイバックページ」を見て、いったい、どんな原作なんだろうと興味を持ち、さっそく、川本三郎の本「マイバックページ」を読みました。 いやー、なんというか。こういう文章、こういう内容、本のたたずまい……すべてがかつて…

<わたし>を生きる

今日は新刊書の紹介です。 友人のジャーナリスト、島崎今日子さんから、新刊が送られて来ました。 アエラで連載中の「現代の肖像」のなかから、島崎さんがインタビューした女性16人をセレクトしたもの。 上野千鶴子さんあり、長与千種さんあり、本谷有希子さ…

結婚式にもの思う。

日頃、結婚という制度について、わりかと辛口に書いているくせに、結婚式やその披露宴に行くのは好きだったりします。 昨晩も一件、お招きにあずかりまして、出かけたのでした。 20代同士の結婚ですから、お客さんも若い、若い。 新婦の友人たちが、チェック…

映画「エデンの東」

もう、いまさら、なんでしょう…ってことかもしれませんが、先日、初めて、「エデンの東」を見ました。 そう、ジェームス・ディーンが主演の作品。 ちょっと、ジェームス・ディーンさんの演技を見る必要がありまして…。 いやーしらなかったです。こういう作品…

ハイバイ「七つのお祈り」

今日は、五反田のアトリエヘリコプターで、ハイバイの「七つのお祈り」を見ました。 いや~、相変わらずのクオリティの高さ。 しじゅう、笑いっぱなしなんだけど、笑いに持って行くまでの周到な構成… こう書くと、かたい芝居みたいだけど、全然、そうじゃな…

傷つくことばかり上手になって。

昨日は、話題の映画「ヘブンズ・ストーリー」をユーロスペースで見ました。 仕事が忙しくなる前に見ておきたかったので。 順番でいくと、「まほろ駅前多田便利軒」の感想のはずだけど、「マイバックページ」を先に書いたりして、混乱してるし、映画の感想ば…

映画「ガリバー旅行記」

そんなわけで、飛行機のなかで見た映画の感想3本目。 映画「ガリバー旅行記」は、アイルランド生まれの作家・ジョナサン・スイフトの作品を原作とする。 この原作は、こびとの国(リリパットアーミー)や巨人の国が出てきたりと、型破りで楽しいおとぎ話とし…

映画「マイバックページ」

本来の順番なら、今夜は、「ガリバー旅行記」についての感想のはずだったけど、「マイバックページ」を見てしまい、書きたくなったので、順番をとばします。 誰に頼まれたわけでもないので、自由だよね。 自分は、どうにも、あの60年代末から70年代にかけて…

映画「抱きたいカンケイ」

昨晩に引き続き、帰りの飛行機のなかで見た映画の感想です。 「抱きたいカンケイ」という邦題、もう少し、どうにかならなかったのかしら。 端的にいえば、「セフレ」というタイトルがもっとも内容を伝えているし、時代の空気をつかんだ言葉のように思うけれ…

映画「ジュリエットからの手紙」など…。

昨日、映画の街、ハリウッドから戻りました。 かなり充実したロケだったと思います。もっとやれたことはあるけど、まあ、おおむね良好でした。 最終日のロケが終わったのが、8時過ぎ。夜ご飯を食べ終わったのが10時すぎて、その後、軽く打ち上げ的にクラブに…

大丈夫さ。

ハリウッドでロケ、3日目。 毎日、早寝早起きです。 ひーふー、フルタイムで働いています。 新鮮な体験、面白い出来事、いろいろあるし、不安や苦労や落ち込みもあるけど、でも、なんだか大丈夫。 おおむね良好かな…そう信じたい。 演技を学べる場所にいるの…

グリコみたいなロケ。

そんなわけで、昨日からロサンゼルスに来ています。 カリフォルニアの青い空… でも、なんだかとても寒くて、夜ご飯はラーメンを食べているという…情けない感じです。 明日からロケなので、ちょっと緊張…でもないか。 テレビのドキュメンタリーは、ものすごく…

復興書店でエッセイを。

作家や漫画家や画家のひとたちが、自分の書物を持ち寄って売り、その売り上げを被災地に寄付する…という、復興書店のいとなみに参加しております。 作家の島田雅彦さんの呼びかけではじまり、たくさんの本が販売されています。 ホームページにいくと、Words&…

映画が映画である意味。

ゆえあって、映画「ゴッドファーザー」をパート1から3まで、続けてみました。 相変わらず、傑作なんですけど、ひとつ気づいたことがありました。 パート1が175分、パート2は200分、3は、162分です。 最近の映画に比べると、べらぼうに長い。3はともか…