山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

パリでお仕事1

パリに来ている。
今日は、撮影で使う小道具を探しにのみの市へ行く。こんなものが売り物になるのか、というほど何でも売っている。すでに目的を果たした物たちがもう一度なにかの役に立とうと寒空の下に並んでいる。当初の目的は過ぎても、物たちにはまだ使命がある。現に私が探しに来たのは、19世紀末の再現ドラマに使う旅行鞄や水指しなどである。あっという間に見つかって、彼等に新しい役を担ってもらうことになる。
のみの市を歩きながら、いつものように犬をチェック。古道具を売る人々の傍らでひっそり店番をしている奴ら。

写真は、段ボールに入ったジャックラッセル。名前を教えてもらったけど、フランス語全くわからず。エスニックな毛布が良く似合う。


ブルーの絵の前で佇む黒い雑種。名前はイシューと聞いたけど、ホントかな。
写真を撮ろうと私がしゃがむと近付いて来て頬を寄せて来た。愛らしいやつだった。
こいつも店番中のテリア。

小道具を集めた後は、ホテルに戻って、ひとり、構成を書く。夕食はさびしく、近所で買ったマシュルームのキッシュとチーズ。あまり美味しくない。
明日からロケ。うまくいくといいけど。