山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

今を追いかけて

なんだか、よく言われることだけど、
いやな世の中だなあ。

社会全体が強迫的だと思う。
マスコミやインターネットの情報による「煽り」が激しい。
テレビ番組をつくることは、脅迫状を書くことに似ている。
今はこんなことを起こっているよ、あんた、乗り遅れるよ、
とあの手この手で煽る。

いつだって「煽る」テーマはある。
いつだってなにかが「当たっている」
当たり前だ。

そういうものをいちいち追いかけていたら、それで一生終わってしまう。
情報番組はそれが使命だからいいけど、
他のものづくりは、別の地平にいるべきだと思う。

と、書いてみた。
が、そんなこと、どうでもいいかな。

今年もあと3日。と言っても、全く実感がない。
こういうのは毎日ちゃんと働いていないと感じないものだ。

今年はテレビの仕事を休んで、小説の直しをしたり、次の小説を書いたりしたので、
ぐっと収入が減った。あーあ。

そういう意味では小説はわりに合わない。
けど、お金儲けでやってるわけじゃないし。

時にフトわからなくなったりもする。
カラダ中に染み付いた、テレビ的発想というか、「受け」とか「つかみ」とか。
知らないうちに、そういうことを考えている。

結局、強迫するのは自分なんだよなあ。
自分で自分を追いつめている。

今夜も六本木のツタヤに行ったけど、空いていた。
みんな、もう、田舎に帰ったのかな。
24hのフードショー、最初の頃はいつ行っても
ドンクのいろんなパンが買えたのに、最近は包装してある食パンしかない。
おしゃれぶる時期は過ぎたようだ。

こうして、どってことなく、また、1年が終わる。

どうでもいいけど。