山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

真冬にサーファーと。

ジャック・ジョンソンというひとのアルバムを聞いている。
彼は、ハワイはノースショア生まれの元・プロサーファーでサーフィン中の事故の後、ギターで作曲を始める。
口コミで人気が広がって、今や世界的人気者の30歳。

うう。
ゆるくていいんだな、これが。
シンプルな曲が多くて、気分は午後の砂浜でちょっと酔っぱらって、海を見ている感じ。
年齢もトリップしちゃって、16歳のビキニの似合う女の子の気持ちになれる。
うすい味のビールを飲んで、マリファナの香りも漂う、な~んもない感じ。

でも、なげやりじゃなくて、いいひとの気持ちでリラックスできる。
サーファーにも悪いやつサーファーとよいひとサーファーがいると思うけど、断然、よいひと系。
っていうか、サーファーって最近、よい人系だよな。地球とシンクロつうか、自然に優しいとか、欲望の少ない感じ。

今日はものすごく寒くて、窓から外を見るとここは革命前のモスクワなんだわ、って気分になるけど、ジャック・ジョンソンを聞いていると、目を閉じればそこに砂浜が。

今さら16歳のサーファーガールには戻れないけど、リタイアしてさっさと海の近くの街に移り住み、日がな海を見て過ごすってことならできなくない。
いろんなことが、もう、どうでもいいじゃないか、という気分になれる。

(もちろん、目を開ければなにひとつ解決されていないのが現実なんだけど。
 いいじゃん、一瞬の夢を)