山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

文学賞をとることって。

今日は、ダイヤモンド経済小説賞の発表だった。
と、書くといかにも自分も応募、さらには、最終候補に上がっていそうな口振りだけど、ちゃいます。

阿川大樹さんという、前に、「ベイビーシャワー」評
(しかも、かなり好意的な)
を書いて下さった方がいて、面識はないけど、知り合いなのだが、彼が最終候補に残っていたのだ。

でもって、大賞は逃したものの、「優秀賞」をおとりになった。

たぶん、めでたい。(大賞じゃなかったことで、ご本人はやや落胆気味なので)

なぜ、面識もないのに、知り合いかというと、彼は、「ベイビー」で小学館文庫小説賞をもらったときの、最終候補者5名のうちのひとりだったからだ。このときの候補者には、後に直木賞候補にもなる方もいらして、今思うと、激戦だったわけですね。

賞ってこんな感じで、結構みんなスレスレなんだよね。最終候補に残るのはそんなに難しくなくて(って偉そうだけど)、問題はその先で、ほんのちょっとの、ズレで決まると思う。選考委員の好みとか、なんやら。

そんな縁でたまにウェブ上の日記を読んでいたりしたのだった。年齢的にも遠くないし、元役者さんだし、この他にもいろんな文学賞の最終候補になった過去があり、似通った部分があったため、日夜気になっていたのでした。

詳細はわからないけど、優秀賞の方は昨年も出版されているから、これで晴れて阿川さんも本を出せるのではないでしょうか。これは、私も苦節○年だったの、ほんとに嬉しいことなんです。わがことのように。

阿川さん、おめでとうございます。やっぱり、書き続けていると、なんとかなりますね。
阿川さんの本を手にする日を、ほんと、楽しみにしています。