山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

細胞レベルでだまされる。

昨日より、ブログの模様を変えました。
いかがでしょうか?
ご意見あったら、書き込んでいただけると嬉しいです。
で、本題。

今にはじまったことではないが、私はわりとだまされやすい。
というか、ひとを信じやすい。
あるいは、影響を受けやすい。
はたまた、反応しやすい。

例えば、主人公が難病で死ぬようなわかりやすいお涙ちょうだい物語は嫌いである。そういう「安い涙」を誘う作品が嫌いだし、軽蔑する。
にも関わらず、見ている最中は(映像の場合)、かなり泣く。

実は、本日は、「WE WILL ROCK YOU」というクィーンの名曲を下敷きにしたミュージカルを見てきたんだけど、(いや、なかなかよく出てきてはいた)、かなり泣きました。
だってさ、これまでに亡くなったミュージシャンの写真とかだすんだもん、ずるいじゃん。
泣いちゃうよ、そんなの。

かように
理性でその物語の通俗性を批判しても、身体レベルで泣いてしまうのである。

でもって、それは細胞レベルだということをいいたいのだった。
最近、睡眠薬を愛用している。
が、実際には睡眠薬ではなく、軽度の精神安定剤なんだけど、これを一粒飲むだけで、ふだん、不眠症であるのに、ぱたりと眠ってしまう。

もともと、薬は過剰に効く。
ので、あまり飲まないようにしている。アルコールなども同じで、少量でトリップできる。ケミカルな刺激にはめっきり弱い。
それらが理由となり、前半の人生、恥かしいことを山ほどやってきた。
(ま、おかげで、後半の人生、それらをネタに小説を書くわけだけどさ)

皮膚も同じで、バンドエイドができない。すぐにあれる。あるいは、ある一定の時間、なにが触れるとその跡が残ってしまう。これらは結局、細胞レベルからして、影響を受けやすいってことなのではないか。
細胞が影響を受けやすいから、人格もそのようだ、というわけ。

ミュージカル「WE WILL ROCK YOU」の描く未来は(2035年ごろ)、すべてがインターネットに支配され、サイバースペースで満足する若者たちが描かれていた。
が、たぶん、それはちがうよね。

インターネットのすごいところは、開かれたメディアだってことだから、ネットが進めば進むほど、ひとは自由になるんだ、その読みがこのミュージカルでは決定的に違っていたように思う。

あ、感想はまた、ゆっくり書くとして、今夜は、細胞レベルで影響されやすい自分についてだった。
だからってどうしようもないんですが。