山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

緑に触れてビールを。

今夜は、明治記念館にある、ビアガーデンに行きました。
名前は、セキレイ。鳥の種類らしいですが、漢字をかけないし、読めない。トホホ。

しっかし、すてきな場所でした。
広々とした芝生がまんなかにあって、周りを新緑の森が囲んでいる。母屋は、歴史を感じさせるたたずいで、ちょっとトリップした気持ちに。

まだ、日のあるうちにでかけたので、夏の夕暮れから夜まで、空の色の移り変わり、空気の密度の変化など、直接感じることができました。ほんと緑がきれいだった。途中から、日本舞踊が披露され、外国人の方々は盛んに写真を撮っていました。
バリか京都にいるみたいだった。

連れは、大学の頃からの友人。かれこれ、20年以上になります。お互い一度離婚し、連れは再婚し、とあったけど、その時々に、会ってはいろんなことを話してきました。
久しぶりに飲もうといってきたのは、彼のほうで、たぶん、父を亡くして、落ち込んでいるのではないかと心配してくれたのだと思う。決して、そんなことは口に出さないけど、ほんとにこういうとき、友達って有り難いなあと思いました。

そのひとも、出版社勤務の編集者なんですけど、「移動願いをだして、文芸編集部にいって、担当してあげようか」とも言ってくれて、涙がでるほど嬉しかった。(実際、泣かないけど)

もちろん、友達同士が仕事の関係になったとたん、険悪になることもわかっているから、そんなことが実現するとは思えないけど、心意気は嬉しかった。困っていることがわかると必ず、助けようとしてくれる。いやあ、長年培った友情は温かい。心のなかで、感謝でいっぱいだったけど、実際には、「アンタは人間のクズだね」とか「そっちこそ」とお互いの最近の素行をやじりあっていたのですが。

緑に囲まれたあとは、「いかがわしい飲み屋に行きたい」という彼の希望で、さっそく、先日でかけた、秘密のバーに案内しようと思ったんだけど、電話番号をもっていないくて、会えなく挫折。麻布十番にある、最近業界人ばっかりのAに行きました。

ビールとさわやかなワインと変わらぬ友情に包まれた、ひさしぶりにほっとした夜でした。

(なんか遊んでばっかりに見えますが、昼間は、小説、書いてるし。いいのだ)