山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

強欲なわたし


写真は、海を見てうっとりする犬2匹とそれを見てうっとりしている私によるもの。

今日は、大学の時の女友達(正確には後輩)が3名程遊びに来て、夜遅くまで語りあった。当然ながら、それぞれの人生を送っており、迷いもあれば、幸福もある。心優しく、時に厳しい楽しい人達である。

しかし、彼女たちを見ていて、しみじみ思うのである。自分はつくづく、強欲なのだ、と。満足する、ということを知らないのだなあと。みなさんは、それぞれの立場を冷静に判断して、大人らしく生きている。そしてそれを楽しんでいる。

いつも思う。なんで自分はそれができなかったのかと。自分のことばかり考え、欲に振り回されてきたのだなと。
ので、久しぶりにこういう友人達と会うと戒めになっていい。もっと足元を見ろよ、という気分に。

それから、先日ほめた「朗読者」について、信頼するドイツ文学者が「サイテーの小説」と言っていたのを聞き、考え込む。要するに、すべてのひとがいいっていう作品ばかりじゃないのは当然なんだし。そう思うと、自信がゆらぐ自分の小説についても、ちょっと安心したりして。そんなことでどうするよ。

明日は、東京に戻って、本格的なお仕事の日々が始まります。
なんだかほっとする。