山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

デスパレートな犬たち

飼い主が多忙のため、犬たちの散歩がままならない。ちょっと時間ができたら、雨だったり、今日こそ、行ってあげようと思っていても、身体がいうことをきかなかったり。誠に不自由な思いをさせている。

そんなわけで、今日、仕事から帰ってみたら、私の眼鏡がケースごと破壊されていた。ああ。
普段はコンタクトレンズを入れているけど、家では眼鏡をかけている。今日は編集だったので、眼鏡を持参しようと、ケースにいれて、デスクにおいたところまで覚えている。そう、忘れちゃったわけ。

うちの犬たちは、この手の忘れ物を見逃さない。普段ないはずのものが、身近にあったら、その正体をつきとめるのが、自分達の仕事だと思っている。(かどうか知らないけどさ)このようなわけで、これまでにも数多くの、本当に数多くの、いろんなモノたちが彼等の調査の犠牲になってきた。

最多はスリッパでしょう。たぶん、100人分くらい、かじっている。次は、リモコン。テレビ、CD,、エアコン、あらゆるリモコンがあっという間に破壊されている。それから、靴下に始まる下着関係。ちょっと脱ぎ忘れようものなら、次に会う時には、ぼろ布と化しているのだった。ああ。

しっかし、眼鏡をやるとは。最初、革製のなにかが転がっているのを発見した時、背筋が寒くなった。ああ、韓国で買ったグッチのバッグなのね。もう、こんなになっちゃったのね。
失った金額を計算しながら、無惨な姿のなにか、かつてなにかだったものに近づく。あ。ガラスが。器用にも眼鏡のフレームとガラスを分けている。よく割らないもんだ。一瞬、バッグじゃなくてよかった、と胸を撫で下ろしたけど、冷静になってみると、被害金額はこっちの高い。

くやしいけど、仕方ないね。犬たちもストレスたまっちゃってるし。

このように忙しいと(よく言えば充実していると)、それなりの犠牲がでる。韓国ロケでは、春にイタリアで買ったアルベルト・フェレッティのパンツ(ズボンね)を高速のトイレに忘れた。まあ、ロケのときって、いろんなもんはなくすんだけどね。(忙しいと仕事のことで頭がいっぱいになり、身の回りのものにまで気がまわらなくて)


けれども、ほんとに大切なものはなくしていないからいいや。

って気持ち悪いセリフ書いちゃった。ウソウソ。