山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

ニートなひと ゴッホ

毎日、ギリギリ働いているのに、それでも、次々と歓迎できないことが起こります。もう、許して、って感じです。

しかし、落ち込んでいても仕方ないので、ゲームの主人公にでもなったつもりで、次々迫り来るトラブルを、どんどん飛び越えて、(もうライフが消えかかっているけど)、どっかで剣だのパワーだのを取り入れて、前に進まなくっちゃ。

結末では、とらわれの王子さまが待っているのかしら。そんなか弱い王子なんか、救ったところで、楽しくもなんともなさそうで、そんな王子を背負うのはごめんだぜ、なんて思うけど、自分が女性なので、王女なんてもっと救いたくないわ。(あれ、何の話?)

こんな日々、自分の人生だと思うと落ち込むけど、手軽な人生ゲームのコマに過ぎないと思ってみれば、たいしたことじゃないか。トラブルを楽しむ気持ちでいけばね・・なんてさ。

最近は画家ゴッホのことをよく考えます。実は美術番組でゴッホを取り上げたので、いろいろ資料を読んだせいもあるんだけど、ゴッホって、今いうところのニートでしょ。だってさ、37歳まで、ほとんど働かないで、部屋にこもって絵ばかりかいていたのよ。しかも、誰からも認められない、奇妙な絵を。

女にはふられてばかりだし、いつもお金ないし、時々、精神的に危うくなっちゃうし、もう、とってもたいへんなひきこもりさん。

でもって、家族から邪魔者扱いされて、自殺するわけですが、そりゃあもう、気持ちわかるよね。37歳で無収入で、その才能をだれも認めてくれなかったら、死にたくなると思う。

ゴッホはもちろん、偉大な画家ですが、最近は、「生きていた頃のゴッホ」よりは幸せか、と思うことで、自分を慰めております。合掌。