山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

主婦だけではもたない?

昨日は、最近注目の「デスパレートな妻たち」の4回目の放送でした。放送時間には家にいなかったので、本日、入手したビデオを鑑賞。


ふうむ。一段と面白くなってきました。が、しかし、ドラマは全体にサスペンスの様相を呈してきた。一話で自殺したメアリーアンの死の真相に、事件性があるらしい。

例えば、大ヒットした「 SEX & THE CITY」も、四人の女性が主人公だったけど、一度も殺人や事件は出て来なかった。あくまで、彼女たちの恋愛模様が中心だった。それだけで、充分、見応えのあるドラマだったけど、同じ四人の女性が主人公でも(しかも、設定年齢だって同じくらいじゃないかな)、主人公たちが「主婦」となったとたん、ドラマとして成立させるためには、「事件」が必要になってくる。しかも、自殺とか殺人とか、いきなり深刻な事件が。

これはやはり、「主婦」の日常にドラマ性がかけているからかしら。というか、しょせん、女にとってのドラマって恋愛だからってことかもしれない。「SATC」が事件がなくてもドラマ性を貫けたのは、シングルの彼女たちにとっては、恋愛こそが最大の「事件」だったし、視聴者にとっても同じだったからかもしれない。

でもって、離婚すれすれであろうと、浮気していようと、とりあえず、主婦であるこのドラマの主人公たちには、『恋愛」という事件はもってこれない。もちろん、主婦の恋愛となると、それはそれで、ドラマなのだろうけど、一夫一婦制に限りない執着をみせるアメリカでは、主婦の不倫ドラマは人気を得にくいのではないかしら。

なので、いきなり殺人だったりする。(まだ、殺人が絡んでいるかどうかわかんないけどね)

次回予告によると
どうやら、スーザンが片思いしている、配管工のマイクは、普通の男ではないらしい。配管工になりすまして、何かの調査をしているのね。たぶん、FBIとか警察とかなんでしょうね。それでもって、仕事で潜入しているけど、スーザンに気があるのはきっと本当だったりするのだろうな。

しかし、ドラマが進んで、マイクの素性がばれて、「なあんだ、仕事だったのか」とわかってスーザンが、落ち込むと、「仕事だったけど、君への気持ちは本物だ」って展開になりそう。

次回が楽しみ。