山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

黒ひつじの夜

夜、中目黒にジンギスカンを食べにいく。
北海道出身のジンギスカン暦○十年のひとと一緒だったので、いろいろジンギスカン講義があった。

まずは服装。「捨ててもいい服で行こう」という。とにかく匂いがきついし、油っぽいから、というのが理由らしい。「捨ててもいい」は大げさだけど、まあ、そうかもね。

実際、店に入ったら、まずは荷物を預ける。匂いがつかないようにするためにね。
そして、テーブルへ。夜10時近かったけど、かなり、客がいた。まあ、若者ばかりだけど。

そして、メニューを見て、しみじみ。
安い!
羊は太らないと言われているから、人気がでるのかしらん。

北海道生まれのひとは、しきりに「匂うでしょ」と繰り返すけど、思っていたほどではない。
というのは、なんだか懐しい気持ちになったのだ。いったい、なにに郷愁を感じているのかしら、と思ったら、なんだかソウルのやきぶたやさんに雰囲気が近い。

プレハブの簡易な建物。まんなかが盛り上がっている鉄板風なべ。その上に、ジンギスカンともやしやタマネギをのせて焼く。独特の匂いと油っぽさにソウルを思い出した。
当然のようにキムチ出てきたし。

ジンギスカン奉行は、ラードや唐辛子を注文(メニューにないのに)、あと、ニンニクがあればな~といいながら、タレはまめにかえるのがおいしさのコツ、ということで、指導通りに食す。

肉体労働のあとだったので、かなり早いピッチで食べる。結構おいしかった。デザートは北海道を思わせるソフトクリーム。これ、おいしかった。なんか商売うまいなあと思った。

今夜は羊のようにおとなしく眠れるのか。っていうか、眠いす。