山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

コスプレ祭りでしょ。

今夜、麻布十番の定食やにご飯食べにいったけど、その帰り道、仮装している子供たちをたくさん見ました。黒いゴミ袋を被った魔法使いとか、ピンクのカーテンをスカート風にまいた妖精とか、みんな楽しそうだったなあ。

ハロウインなんて、日本でどうやって広まるのかしら、と思っていたら、こんな道があったのね。カボチャという食べ物や「トリックorトリート」の合い言葉より、目当てのお菓子より、これだったわけ。つまり、仮装。言い換えるとコスプレでしょう。

コスプレ、子供じゃなくてもやりたいもんね。子供を妖精にしたら、お母さん、魔女もできるし、魔女ってちょっと間違えるとSM風にもなるから、面白いかも。子供にかこつけて、お父さんもいっそ、看護婦さんになってみるとか、親子で、好き勝手すればいい。案外、家族の絆が強まるかも。互いの性的幻想を確認できるでしょ。(ってそんなんがテーマじゃないか、ハロウインは)

どんどん息苦しくなる都会の生活のなかで(日本中で?)、ハロウインでもなんでも、お祭りが増えることはいいことかも。そっか、ここ数年、お祭りが派手になっている感じがしたけど、それって、社会が閉塞状況にあるってことの証なのかもしれない。(例、花火大会増えたと思いませんか)

もう、社会レベルでは解消できないから、祭りによって、集団の気持ちを発散させる。わりと原始的な方法なのね。そうやってあらためて、仮装した子供たちを見ると、素直に「かわいい」なんて思えなくなってしまう。

おお、かわいそうなことよ。今夜はガンダムに化けることができても、明日からまた、塾通いの日々が始まるのね。頑張れ、子供。未来は暗いよ。なんてね。