山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

感涙小説を実体験

年末より、体調がすこぶる悪かったのだが、なかなか病院に行けなくて、というのは、具合が悪すぎるからではなくて、寝過ごすからでした。

が、このままほっておいて、余命半年になっても怖いので、ようやく近所の病院に行きました。
ここは、なぜか外来の受付が午後4時半までなので、さすがの寝坊の私も間に合った。

といっても、着いたのが4時20分くらいだったのでギリギリでしたが。
そんなわけで、診察。
最近の病院はいろいろ話してくれるようになって、変わったなーと思いました。

まずは、「お待たせしました」ってしきりに言うし。
それほど、待ってないなーと思ったけど、患者、というより、客扱いでした。

でもって、診察についても、ついつい細かいことを質問してしまう私ですが、丁寧に答えてもらえてよかった。
そんなわけで、来週は、大々的に検査することになってしまった。

あーこれで白血病とか末期ガンとかであることがわかると、ようやく私もお涙頂戴モノが書けるってもんです。しかし、ヒットするのは、恋人が死ぬバージョンだから、自分じゃだめかなあ。

いやしかし、本人の場合は、手記というパターンもある。これは泣けるでしょう。あるいは、私の恋人のふりをして書けばいいんですね。(まあ、よくある手ではあるけど、それはちょっとやだなあ、自分で自分のことをかわいく書いたりできないからねー。気持ち悪いし)

いずれの場合にしろ、途中で死んでしまって本にならないとそれはいやだなあ。生きているうちに本にしたいなあ。
その場合は、途中で死んだことにして、こっそり隠れて生きて、本が出たのを見届けてから死ぬことにしょう。そしたら、印税ってどうなるのかしら。

死ぬってことになったら、一番心配なのは、犬だなあ。いっしょに連れて行けるわけではないしな。

死ぬかもって思ったら、いやあ、なんか、いろいろ面倒な人生だったなーと思えてきた。ようやく終わるかと思うとそれはそれでいいか。犬だけが心配。