天外伺朗さんと衛藤信之さんの共著「イーグルに訊け~インディアンに学ぶ人生哲学」を読む。
昨日は、斎藤環さんの著書のあと、桐野夏生さんの「残虐記」を読んだ。う~ん。確かに、毎日、いっそ狂ってしまいそうな世の中で、だから、トラウマが湯水のように語られ、へんてこな事件が起きて、だから、いっそ、インディアンに答えを求めたくなってしまったりしても、ちぃーっともおかしくない。
本の上ではみんな一本の線になってつながっている。
インディアンの教えはひとつひとつもっともで、そうだよなーと思ったりする。引きこもり問題もそうだけど、ひとはひとりでは生きて行けず、家にこもって誰にも会わずにパソコンばかり相手にしていたら、おかしくなるし、だいたい孤独に耐えられなくなる、ってことだと思う。
だから、もっと周りのひとと交流して・・というのもよくわかる。そういうことの有効性も。
でも、ちょっとだけ思うのは、文明が進んで、ひとの手を借りなくても、暖かい場所で、自分だけの楽しみにふけり、24時間コンビニで食料が手に入る生活。それもそれで、多くのひとが望んだことだったんだ、ってことだよね。
少なくともわたしは、会いたくないひとになるべく会いたくないし、耐えられる部分まではひとりでひっそりしているのが好き。自分と考え方も生きたかもちがうひとと関わるのは苦手だ。それが、あんまりよくないことも充分わかった上で、それでも、やはり、このままやっていくだろうなあ。
いろんな世代、いろんな仕事のひとがいきかう、共同生活みたいなものの有効性を信じつつも、まだ、自分で実践する気にはなれないなー。
自然に触れるって部分は賛成だけど。
どうも、他人は苦手なのだ。
でも、インディアンのお話はたいへん興味深かったのでした。
昼夜逆転をせめて直そうとしているので、現在、とても眠くて、今夜も支離滅裂。今夜で一応、直る予定なのだが。