山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

眠れない夜は朝になる。

ずっと昼夜が逆転していて、困り果てた結果、睡眠薬を試すことにした。

これまでも何回か、寝ないで昼間打ち合わせにでかけ、帰ってきてから、どんなに眠くても、25時くらいまでは寝ないで頑張っていた。すると、深夜になると急に眠気がひいて、24時間以上寝ていないというのに、全然眠くなくなってしまった。眠れないので、仕方なく本を読みはじめると結局、朝になってしまう、という悪循環。

この流れを断ち切るためには、化学の力を借りるしかない、と思ったのである。
昨晩は、「ああ、今夜は睡眠薬があるから、手早く眠れるのね」と思い、ウキウキしたほどである。それほど期待していたのだ。

購入したのは、Dで始まる市販薬である。熱心に服用の注意書を読み、午前6時頃、2錠飲んだ。
(午前6時?と不信に思われるかもしれないが、最近は午前11時頃就寝~午後18時頃起床というタイムテーブルになっていたのだ。せめて、午前6時就寝~昼の12時頃起床という感じにしたい)

さて、時間は朝の6時。
すぐに眠くなるとは思えなかったので、いつもの通り本を読む。(昨日の続きで斎藤環著「家族の痕跡」)この本が面白かったせいもあるけれども、とりあえず、全く眠気を感じないまま、読了。11時近くになっていた。そろそろ眠くなってもいい頃だと思ったのに、「眠気」より「だるさ」が強くなり、なぜか体中が、ものすごくだるい。一日中立っていたあとのようなだるさがひざ下を襲う。

一方で臭覚と聴覚が異常に冴えわたり、隣の部屋で寝ている、犬たちが体を震わせる音がリアルに聞こえる。さらに、昨晩食べた、鍋物の匂いに(残りが鍋に入ったままだった)とりつかれ、くさくって仕方ない。なんか、これってヤバい薬物みたいな感じ。(しかし、すこしも気持ち良さはない)

で、匂いと音とだるさに悩まされ、うつらうつらする。おかげで長時間横たわっていたにもかかわらず、深い眠りも訪れず、起きてからもしばしぼーっとしちゃって、いいことひとつもない。

夜、知人と夕食。(私にとっては朝食)
知人に睡眠薬のことを話すとぼろかすいわれる。そんなのよくないに決まってるでしょ。早く帰って今夜は寝なさい。~そうお説教されても、そんなに簡単じゃないんだよなあ。知人は、二児の母であり、会社員であるから、毎日へとへとになるまで働き、時間がいくらあっても足りない、慢性睡眠不足気味だ。そういうひとにはわからんのだよね。この、贅沢病ともなまけ病とも言える、なかなか眠れない状態が。

そんなわけで、もうすぐ朝の5時。
今夜こそ、6時頃眠って、お昼頃起きたいな。
あ、明日は映画の試写会があって、14時には起きなくっちゃ。起きれたとしても眠らないで映画を見れるかどうか、心配だ。

はい。自堕落です。はい。なにをやっているのかって感じですよね。

反省、反省。