山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

バレンタイン破れかぶれ

午後、打ち合わせのため、表参道へ行く。
地下鉄の車内はにぎわっているなーと思ったら、表参道ヒルズができたせいか、はたまたバレンタインのせいか。

同じ車内にピンクのコートにピンクのバック、白いレースの網タイツはいて、シューズは9センチヒールでシルクふうのリボンとバラの花をつけている女の子がいた。髪は茶系で、つけ睫毛は、庭掃除ができそうなくらいふさふさしていた。

手元には、紙袋。
こっそり覗くとリボンの付いた小箱がある。確実にチョコレートだよね。

これからコクりに行くのだろうか。それとも、すでにつきあっていて、お約束のチョコなのだろうか。
なんだか、どんどん気になるのだった。だってさ、それなりの付き合いなら、全身ピンクづくしのショートケーキみたいな格好で彼女が現れても、想定内でしょうけど、そうじゃなくって、特につきあっていないけど、今夜初めて告白するって場合だとしたら。

お嬢さん、その出で立ちじゃあ、♂は逃げるよ。
車内でさえ、思いっきり浮いている。「かわいい女」という言葉の意味を間違って解釈しているか、それとも確信犯として、「ヒトからどう思われようと、私は私の好きな服を着るもんね」というノバラさんの小説から飛びだして来たようなひとなのか。どっちにしろ、普通の♂は逃げるでしょー。

しっかし、OLの7割がバレンタインうざいって思っているなんて、
(昨日か今日のネット上のニュースで読みました。打ち合わせの女子たちも「だよねー」と同意してた。結論、「バレンタイン=もういらない」のでは?)
案外、日本も健全な国であるのかもしれん。

告白なんか、一年中いつだってやったらよし。と思うのは投げやりかしら。

一方で、ピンクのショートケーキのような彼女、どうなったかなーと気になるのである。
もはや、姉のような優しい気持ちでバレンタインの行く末を見守っている。

破れかぶれでいいやんか、イケイケお嬢さんたち。

打ち合わせの返りに、「有頂天ホテル」みました。映画館カップルばっかりだった。
デート向きの映画なのかなー。平和ですものね。
相変わらず、オダギリジョーすてき。
一粒で三回くらいおいしい役者さんですね。

今朝、早起きしたので、すこぶる眠い。ここらへんでしつれいします。