山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

犬のクツ

災害時用にぜひと、「犬の防災セット」のパンフレットが送られてきた。

防災バック犬用には、水だの救急用品だのが入っており、特に人間用と区別する必要があるのだろうか、という内容だった。犬らしいといえば、ペットフードとトイレシートが入っていること。

しかし、災害時にペットシート(おしっこをするシート)などいるのだろうか。そんなときでも、
「ここではペットに排泄させないでください」ということになるのだろうか。人間だって、仮設トイレがなければ、そこかしこでしても、しかられたりはしないだろうに。だって、災害時ですよ。

さらに「お散歩バック」も入っている。つまり、どっかに避難することになっても、お散歩は行くだろうから、そのときのバックは必要でしょうってことなのだろうけど、むむむ。
ほんとに必要?

普段のお散歩バックの最大の目的は、犬の排泄物処理用品を持ち歩くことにある。災害時でもちゃんと犬の排泄物を始末せよ、ってことか。なんだか不思議。

このセット、犬が背負って逃げるのかと思ったら、人間が背負うんですね。う~ん。犬用だけ背負って避難していいのだろうか。ペットシーツやお散歩バックより、もっと役立つものを持つべきような。

というようなことを、パンフレットを見ながら、くだくだ考えていた。
考えると悲しくなるので、犬の防災セットの購入は見合わせた。

しかし、私が是非、犬の防災セットに入れてほしかったのは、犬用クツだった。彼らは裸足の生き物なので、災害時、足に怪我をしそうでいやなのだ。かわいい革のブーツなどをはかせて逃げたい。ガラスなど踏んで怪我しないように。

ほしいな、犬のクツ。