山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

運命の誕生日本

今日、近所の美容院に行った。
いつもは、地下鉄に乗って30分くらいかかる店に行くのだけど、新しい店が近所にできたので、ふらっと出かけた。

すると、新しめなサービスがいろいろあっておもしろかった。シャンプーの時、アロマオイルを炊いてくれる。オイルの種類は好みで選べる。「うつ気味の人に効く」とあったので、グレプフルーツの香りをチョイス。マッサージもついてて、肩と頭をやってもらってなんだかすっきり。
しかし、書きたいのは美容院のサービスあれこれではない。

ヘアカラーをしている間、美容師さんが「この本、おもしろいんですよ」といって、分厚い本を持ってきた。美容院で本を薦められるとは・・。その本とは、「誕生日の本」なるもので、生まれた日によって、そのひとの人生を占うという本であった。

奥付を見ると、発売1年で12刷を数えている。売れてんじゃん。(下品な私)
作者は外国人で(名前忘れた)、誰かが翻訳していて、角川書店より発売。

要するに見開き1ページで、○月○日生まれのひとの性格と人生、みたいな感じで365日分あるわけだ。「当たるんですよ~」と美容師さんに言われ、自分の誕生日のページを開く。

『波瀾万丈の人生』
これが、私の生まれた日の運命である。あらら、当たってるんじゃん。キャッチに惹かれて、読み進むと、思い当たる節がたくさん。

いわく、「なにをやっても、満足しない」(はい、その通り)
    「不安定な生活じゃないと安定しない」(そうなんですよ)
    「冒険好きでリスクを顧みない」(はい、どれほど苦労したか)
    「パートナーにするには最高のタイプ」(やっぱりねーと思いつつ、ほんと?)
    「愛する人を決して裏切らない」(あれれ)

うれしかったのは、カルロス・サンタナも私と同じ日に生まれていたこと。
どうりであのギターの音を行くと、体の奥から反応するわけだ。どっかでシンクロしてたんだわ。

著名な冒険家も同じ日だった。世界で初めてエベレスト登頂に成功したひとね。(名前忘却)ふうむ。

その頃、ふたたび美容師やってきて「親しいひとのページも読むといいですよ、当たるから」とおっしゃる。

そうか、そうかと、まずはもっとも親しい♂のページを読む。
これが当たっていると思えない。私は『穏和なクマ』みたいだと思っているのに、「とても変わった人・芸術家タイプ」とある。ええっ、平凡なひとだと思っていたのに。「知らないうちにヒットを数々生む」とも。それはまあ、当たってるといえなくないか。
ふつうのひとのわりに、ヒット作多いなと思ってたんだけど・・。まさか、あいつが芸術家?(ないない、それはない)

続いて、前の旦那のところを見る。(というかさ、誕生日を知っているひとが、たった2名しかいなかったんです。あとはみんなうろ覚え。でも、そんなもんだよね?)

これがですね、前の旦那はぴったり。電話して教えてあげようかと思うくらい。リーダータイプで、自分の目的のためになんでもするひと。組織をつくったり、トップにたつひと、ふむふむ。そして冷酷。おう、ぴったり。この日は著名な大統領が多く輩出されている。ルーズベルトとかチャーチルとか。さぞや、本人喜ぶだろうと思う。「一度失敗しても必ずカムバックする」などはメールで知らせたいくらいだ。

今日の収穫は、サンタナと、
「幸せな人生を送ろうと思ったら、満足することを知れ!」とアドバイスされていたこと。
参った。