山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

平凡な週末

有栖川公園に犬と出かけたら、やたら混んでいる。

なんでこんなにひとがいるのだろう、やはり、少し暖かくなったからかなとぼんやり園内を歩いていたら、梅が咲き始めている。8割かた咲いている木もある。そう、ひとびとは梅の花を見に来ていたのだった。

江戸時代は、梅を見るときは新しい着物を着ていったらしい。(最近、江戸モノを仕事の関係で調べていて、にわか知識じゃ)
それでもって、新しい着物に梅の香りを移して帰り、部屋のなかにも梅の香りを届けるという風雅な遊び方があったらしい。

でも、「梅の香り」って本日の梅見ではわからなかった。すでにいろんな強い匂いが存在しているから、自然な花のほのかな香りだけでは、反応できないようだ。少し、悲し。

夜は、久しぶりに六本木ヒルズの24h営業のマーケットへ。なぜかここも混雑している。週末にはよくある風景だけど、初めてどっちかの家を訪れる気配の男女が買い物してたりする。野菜のコーナーなどで立ち止まって、「なに買う?」なんていちゃつきながら、延々相談されていると、「ほかでやってくれ」という気分にもなるけど、でも、楽しいのだろうなあ、とほほえましくも思う。

料理も一大事だけど、関係そのもの変化のほうが一大事なんだよね?って感じ。

まあ、私は日常なので、ふつうに食料を選んでいく。でも、わりと時間かかる方ではある。割と漠然とメニューを考えながら、買いだめするから、迷ってしまう。

最近は近所にクイーンズシェフができたので、そこでばかり買っていた。ここはみんなおいしいんだけど、ちょっと高い。久しぶりに、六本木ヒルズのフードマガジン行ったら、やすくてうれしくなる。しかし、食料品ほど値段=クォリティだから、安いにはそれなりの理由もあったりして。

そんな、平凡な土曜日だった。