以前読んだ、結構、傑作だった本に「感じない男」というのがあった。
自分の性体験を正直に語ることで、男の性とはなにかを探求する本だった。
が、今夜のテーマはそれとは関係なく。
「感じない男」という言葉がぴったりくるような、人物を見かけたので、急に思いついた。
その目は節穴、見えているようでなにも見ていない。
品性の下劣さが、態度の節々からこぼれていく。
しかし、夜は、これから深くつきあっていく予定の、出版関係者との会食だったので楽しかった。
やっぱり、ものをつくるひと、つくるひとをきちんと信じる人、支えるひとたちといると楽しい。
安心してその場にいられる。
これからやる仕事の話。
クズのてんまつも少々。
そんなわけで、春の短い一日は終わる。
帰りに六本木を通ったら、妙に混んでたな。
バブル期みたいだった。