山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

こんなんが私の日常。

日曜日から飛躍的にアクセス数が伸びているんだけど、それは、土曜日の南青山での講座のお客さんが来てくれたのかな。それとも、「料理通信」が発売になったから、小説「オトナの片思い~やさしい背中」を読んでくれた方が興味をもって来てくれたのかな。どっちだとしても、

はじめて、来てくださった方々、いらっしゃいまし。そして、訪問ありがとうございます。私が、山田あかねです。

南青山の講座で会ったひとたちは、私の間抜けぶりよく分かってると思うけど、でも、あのとき、拙著を買ってくれたひと、ありがとうね。そして、足りなくなってしまって、買えなかったひと、ごめんなさい。もしよかったら、アマゾンや紀伊國屋書店などで買ってくださいね(って、宣伝して失礼)けど、本が売れないと先に進めないので、一生懸命書く一方で広報活動にも余念がないのだった。

「オトナの片思い」が気に入って、来てくださった方(いると想定して)、いかがでしたか。感想あったら、どしどし書いてください。あの小説の主人公と同じで、私はテレビのディレクターをしています。おかげで、いろんな国にいったし、いろんな特殊な人に会えたし、これから小説を書いていく上で、それは貴重な経験だと思っています。バングラデシュにもホントに取材で行きました。

と、ここまで、新しいお客様あてのことを書きましたが、今日は、すっかり遅くなったけど、「ダヴィンチコード」を見てきました。カンヌで酷評されたとか、上映禁止の国があったとか、いろいろマイナスの噂を聞いてきたけど、結構良かったです。映画の王道っぽい作りで、犯人を捜すサスペンスと、殺されたひとが残した謎説きとが、よく組み合わさって、楽しめた。トムハンクスもオドリトトワも結構良かったな。もっと、セクシーな金髪系の男女がやったほうが良かったのではないかとキャスティングを聞いたときには思ったけど、実際、テーマが大きいから、中途半端な恋愛話はからまなくていいのかもね、と納得しました。

しかしなあ。原作ももちろん読んでいたけど、あらためて、「宗教」の大きなについて考えてしまいました。先日も韓国から友人の女性が来ていたんだけど、韓国はまだ儒教の教えがしっかり残っていて、女性たちは結構貞操観念つよかったりするんだよね。結婚にしても、「好きや嫌いだけでなく、親の意見や宗教も同じじゃない相手とは結婚できない」って言ってて、それに対して、「愛こそすべてだよ」とは簡単には言えないと思ったわけです。

今の日本で一番信じられている宗教って、男女間の恋愛かもしれないけど、対象が人間である以上、そうそう長持ちしないし、結びつきは(性愛があるゆえ)強いと思うけど、壊れる可能性も強いし、壊れたらもろいよね。それに対して、悠久の時を経てきた、古典的宗教のほうが、長い目でみたら、信頼できるのかもしれない。

そういうことをつらつら考えながら、「ダヴィンチコード」を見てました。

実は、今朝まで逗子の家にいて、朝帰ってきて、一本エッセイを書いて、それから映画に出かけたので、ちょっと疲れ気味。やっぱり、東京は暑いね。また、海の近くに避難したくなってしまった。
脈絡なくて失礼。