山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

得すること、ためになることばかり求めても。



写真は、脱力中のカナミニ親子。(本文にはわりと関係ありません)

昨晩は、疲れ切って帰宅したため、なにも書けなくてしつれい。(誰に謝っているのかな。いや、毎日読みに来てくださっている方々へ・・でした)さあ、気を取り直して。(昨晩、早く寝たので元気なのだ)

最近気になったこと。

数日前(もっと前かな?)の新聞にミクシィなどのSNS(ソーシャルネットワークサービス)の人気を伝える記事があった。すごい勢いで利用者が増えているという。誰にも開かれているブログとの違いや、SNSの人気の秘密を探る一方で、SNSがきっかけで本を出したとか、オフ会を通して仲間が増えたとか、SNSの効用についても書いてあった。この手の記事って、「○○の役に立った」という視点が必ずはいる。SNSやるとこういう面で得だそうです。だから取り上げました・・みたいな。

この記事を読んでいて、なぜ自分は毎日ブログを書くのかしら、とか、SNSもやってるけど、それはなぜだっけ?と自問自答してしまった。HPを作ったのは、これはもう、自分の本の宣伝のため。少しでも多くのひとに読んでもらうと、自力でできることは何でもしよう、HPを作り、しばらくして、ブログは毎日書くことにした。

SNS(どこかは秘密ね)については、知り合いの作家さんから招待されたので、なんとなく始めた。SNSは個人的な知り合いと主にやりとりしているので、ブログで書けない超個人的なことを時々書いてる。もちろん、SNSをやるのも、最初は本の宣伝って部分もあった。

けど。
今は、ブログにしろ、SNSにしろ、続けている理由はひとつである。それは、書くのが楽しいから。もう、このひとことにつきる。「ブログを使って、なにか別の目標を達成する」のではなく、書いてるだけで充分楽しいということ。はじめは、宣伝目的だったけど、それはもう超えてる。ブログが有名になって本を出すチャンスを狙うとか、友達を作るとかそういう目的でやっているひともいるかもしれないけど、それって、副産物だよね。基本は「やってるだけで楽しい」ってことではないかしら。 この間の記事はそこが欠けていた。つまり、記事を書いているひとは、たぶん、その魅力がわかってなかったんだと思う。ブログやSNSをやることで「なにが得するの?どこがためになるの?」って視線なんだ。結果ばかりを求めている。けど、そうじゃないのよ。やっているだけで楽しいのよ。経過を楽しむってことかしら。

匿名の掲示板で罵詈雑言を書くひとたちも、その言動によって、なにかを動かそうというひとは少数で、匿名をいいことに思いっきりひどいことを書くことで快楽を得ているのだと思う。こっちの方については、あまり好きじゃないけど、そういうもんじゃないかしら。現実では言えないから、ネットで憂さ晴らしをしているのでは。

そんなことを考えておりました。