山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

ほんとうに悪いのは誰。



う~ん。初めて、自分でラザニアなるものを作ってみた。しかし、写真写りはいまひとつね。美味しかったんだけどな~。

昨晩は、宴会から戻り、DVDにて、「ロードオブウォー」を見た。ニコラス・ケイジ扮する、世界をまたにかける、武器商人のお話である。実際にこういうひとっているのでしょうね。かつて、つかこうへいさん作の「飛龍伝」だったかでも、70年の安保闘争の時、路上で学生相手に、投石用の石を売っているおばちゃんがいた・・というエピソードを読んだような、見たような記憶がある。この映画の主人公も基本は、この投石用の石を売るおばちゃんと同じ論理だ。売れるから売る。

今や、世界には、12人に一丁の割合で銃が存在する。これを一人一丁にしなくては・・というブラックジョークから始まる映画だ。主人公の弟は、人殺しの道具を売る兄を批難するが、それに対して、主人公はこう答える。「交通事故による死者は年間四万人だが、誰も車会社を非難しない。銃による死者より多いのに」痛烈なアメリカ批判の映画である。そう、武器って基本的に国家レベルで製造するものだからね。最大の武器商人は実はアメリカ政府である・・という結末。今日の新聞にも、ブッシュ政権に批判的な大作がヒットしている、という記事があったけど、なるほどな。

一方、日本映画も元気なんだけど、あまり政治ネタや社会派好まれないような気がする。ヒットするのは、子供向けのものが多いもんね。

このようなことをつらつら考えつつ、日夜、書き物に励むのだった。今日は昼間2時間ほど、昼寝しちゃったから、今夜は徹夜だぞ。あ、もうすぐ日付が変わる。暦の上では秋だけど、毎日、まだまだ暑いなあ。季節の変わり目は気もそぞろ。