山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

腑抜けでございまする。



今、見るときれいだなあ。03年にイギリス・コッツウォルズにガーデニングの取材で行ったときの写真。ここは、ペンションだったと思う。(ロケしなかったけど)

そんなわけで、徐々に夏が終わっていくというか、秋が忍び寄るというか、だんだん涼しくなってきた。寂しいことである。昨晩はたいへん、落ち込んでいたけれども、それでも朝まで、書き物の直しに精を出し・・ここで、女は「精を出す」なんて言葉は使ってはいけない・・とさる高名なコラムニストに使えていたという、編集者さんから教えてもらったことを思い出したので、訂正、書き物に励み、朝には、眠った。

一段落したので、へっへっへ、本谷有希子さんの「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」を読む。ひゃー、しびれますねえ。小説を読む快楽、言葉に身を預ける開放感、どれを取りましても、好きなんでございます。このあと、「江利子と絶対」を読むぞ。このような小説が、20代の女性によって書かれているとしたら(ホントは年齢関係ないけど)、自分など、書く隙はないではないか。このようなひとに書いていただこう。紙とインクの無駄はよそう・・と思ったりもするけど、ひとたび、本屋さんにはいると、う~む、これが本なら、これが小説と呼ばれているなら、私も書かせてもらってもいーじゃないですか、という気持ちにもなるのだった。

でもって、仕事が一段落したせいか(いや、終わってないだろ!とご指摘の方々、ちょっとブレイクです)、「腑抜け~」にしびれたせいか、ご機嫌である。夕方、久しぶりにジムに行く。1時間ほど身体をキコキコ動かしたあと、お風呂。お風呂は楽しい、他の女性の裸体を観察するのも、しみじみとした趣がある。豊胸手術してるな!と思う方がいて、つい見てしまう。しつれいだなー。

そろそろ、自分の映画のシナリオ書かないと。夏終わるよ。夏の間に書き終わる予定だったのになー。いろんなもんが少しずつずれて、結果、全部、ずれてるのよ。コラコラ、働け。

読書の秋、うれしい。