山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

見えない場所の入れ墨みたいに。



そんなわけで、ペンキ職人への夢も持ちつつ、ちまちま執筆活動にいそしむ日々である。写真は、壁を塗ったときに、描いたひとつ。最初はサインだけするつもりだったが、書いているうちに楽しくなり、家具を置けば見えない場所(四隅)全部にいろんな絵や言葉を書いてしまった。精神状態を疑われないために、比較的日常だと思われる犬の絵を公表。(それほどのことかよ)

で、いろいろ書いてたら、ペンキは白なのに、途中から、赤い色がにじんできた。ちょっと怖くなる。壁から浮かび上がる、うっすらとした赤。血液と思えば思えなくもない色である。なぜ?・・ちょうど、調子づいて、壁に詩などを書いていたときであった。(愛の詩だ!)そんなときに血がにじんでくるとは・・。

もしや、指先に力を込めすぎて、出血したのでは・・?と自分の手指を見るが、ぴんぴんしている。うう、怖い。深夜にペンキ塗りなんかやってるからか。・・そこでやっと気づくのであった。もともと、ペンキ用の刷毛ではでかくて、細かい文字や絵が描けないため、家中をあさって見つけたのが、リップペンシルだったわけ。ざっくり洗ったつもりでも、口紅が残っていたのね。いや~バカ。でも、ちょっと怖いよね、口紅で書いた文字。昔、その手の歌がありましたけれども。口紅で鏡に別れの言葉を書くとかさあ、そういうのって、十代の女子がちょっと憧れることだけど、一度やってみると、二度とやらないよね。

だってさー、口紅って高いわけです。筆記用具に使ったら、二度と使えなくなるし、もったいないじゃないか。

と、くだならいお話でした。
おまけにもひとつ、マイイラスト。
特別なひとしか見ることのできない、壁のイラスト。ある女優さんのある場所に、入れ墨発見したことあったけど、あれはあれで、なんか良かったな~。