山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

海のクリスマスイブ



写真は、この世のモノとは思えないくらいきれいな、波照間島の北浜(ニシハマと読む)。
昨晩は波照間に泊まり、今朝、自転車を借りて、島内をドライブ。日本最南端の岬に行ったり、サトウキビ畑の延々続く道をひとりで走る。島内は結構高低差があるので、それなりにきついけど、でも、楽しかった。東京の春くらいの陽気で、ほんのり暖かい。ほとんどひとに会うことのない道をひたすら走った。

なんだか、不思議な時間だった。
午後、高速船に乗って、石垣島へ。海が荒れていて、船は大揺れ。大揺れっていうか、上下にジャンプしてる。船の窓からみると、波のが船より高い位置にあって、次の瞬間には、その波の上に船がいる。水上ジェットコースターに1時間乗りっぱなしって感じ。船には強いので、船酔いすることもなるく、ひたすら窓外を見てた。あまりに激しい波なので、怖いという気持ちもあるけど、それ以上に楽しい。なんかアトラクションみたいなんだもん。

しかし、途中で寝てしまった。目が覚めると石垣だった。で、午後の取材2件。どちらも、充実しており、大収穫であった。ので、クリスマスイブにひとり・・という寂寥感もなく、かなりご機嫌。仕事うまくいくと嬉しいんだよなあ。

それにしても、石垣にしろ、波照間にしろ、こっちのひとたちはなんでこう、素朴で優しいんだろう。都会のまんなかで生まれ育った自分の「すれかた」が悲しくなる。自然の強さが違うのだろうなあ。(もっと理由はいっぱいあると思うけど)

そんなわけで、すでに24日は終わり、クリスマスとなった。ほんとはホテルの大浴場に行こうと思ってたけど、24時まででアウトだ。けど、なんかご機嫌。今日、お話を聞かせてくれた方々に対する感謝の気持ちが深くて、とても充実した気分です。

明日、東京に戻ります。

こうして06年が終わるんだなあ。