山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

カラすっぱい夜。

オフライン編集のため、終日赤坂の編集室にいた。
唯一の楽しみは食事なので、時間になるとふらふらと赤坂の町に出る。夕食に出かけたのは、21時過ぎだったので、ほろ酔い加減のグループにたくさん遭遇する。

「二次会はカラオケいこうか」とか「もう一軒行きましょう」とか、ひとびとが和んでいるのを見ると、しみじみうらやましい。あ~、飲みに行きたい。遊びに行きたい。思えば、赤坂は思い出の町。当地にある某局で(ってバレバレだけど)結構働いていたことあるので、一ツ木通りあたりはおなじみであったのだ。若かったこともあって、毎晩のように飲み歩いていたのだった。仕事も山ほどやっていたわけだから、よくそんな時間と体力があったと思う。今もやまほど働いているけど、終わったらさっさと帰って、犬と散歩に行くくらい。要するに、仕事量は変わらず、遊び量が減ったということだ。まあ、年相応かな。

そんなわけで、ちょっとおセンチ気分で、懐かしいタイ風トムヤンクンラーメンを食べる。すっぱさと辛さが、気分にぴったりである。そして、ふたたび、ひとり、赤坂の夜の町を、酔っぱらいや客引きのおにいさんたちの間を縫って歩き、孤独な編集室へ帰るのであった。

明日もオフライン。しかし、今週抜ければ、なんとか平穏な日々が戻ってきそうだ。

タクシーの窓から見るさくらに、しんみり。一年が過ぎたのだ~。