山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

待ってて、さくら。

そんなわけで、赤坂オフライン編集の日々。
今日もまた、ひとりで赤坂の町を徘徊する。(といっても、唯一の楽しみの夜ご飯を食べにでるってことなんだけど)。するとさ~、韓国料理屋がすごい勢いでいっぱいある。前はこんなになかったぞ。しかも、焼き肉やだけじゃなく、本格的な店も多い。看板も韓国語だったりして。

韓国料理もいいけど、こういうときは居酒屋に惹かれる。「大正ロマン風居酒屋」なんていう看板にひかれる。入ってみれば、あいもかわらぬ店でしょうけど、「絶対行けない、行ってる場合じゃない」と思うとものすごく行ってみたくなる。(長い人生、居酒屋なんてやまほど行ってきたくせに・・)なんだか、そこへ入るとものすごく楽しいことが始まるように思えてくる。町を歩く酔っぱらいがこの世で一番幸せなひとに見えてくる。(酔っぱらいだったこと、星の数ほどあるくせに)

そんなわけで、「叶わない」ものほど、夢化するのね。あっという間に消える夢だけど。

そして、さくら。
タクシーの窓から、さくらを見る日々。今日はかなり咲いてたな。10秒くらいしか見れなかったけど。これも憧れる。過去のお花見が、天上の思い出のように甦ってくる。上智大学のわきで脚本家仲間といったお花見とか、もっとずっと前、青山墓地でやったけが人も出るほどの傍若無人のお花見とか・・。みんな懐かしい。

さくらは変わらないのに、自分はかわってしまったわ。せめて、犬と散歩についでに見てこよう。
忙殺の日々もあと1週間!がんばれ、わたし。待ってて、さくら。