山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

「サンジャックへの道」を見た。

銀座で、コリーヌ・セロー監督の「サンジャックへの道」を見る。
コリーヌ・セロー監督といえば、フランスの女性監督。47年生まれだから60歳か・・。前作「女はみんな生きている」が痛快でさすが女性監督!と思ったので、ファンになった。ので、「サンジャックへの道」を楽しみにしていた。やっと今日見ることができた。

う~ん、「女はみんな生きている」は、「女であること」をきっちりテーマにしていたけど、今作は、もっとスタンスをひろくとって、「人間って何?宗教って何?人種ってなに?」みたいな根源的なテーマになっている。よくできていて、とても面白かったし、監督業も、最初は「女」みたいな自分に近いテーマから初めても、だんだん変わっていくのかなとも思った。

自分に照らしあわせても、どうしても若い頃は、「男と女」が大テーマだったし、最大の関心事だし、女周りのことは書きたいテーマだったけど、だんだん年齢があがってくると、恋愛というのが小さなテーマに変わっていく。(ひとより遅いのかもしれないけど)

シナリオの作り方、イメージカットの作り方など、参考になったなあ。ストレートだし。ああ、映画もとりたいと思ってしまう。これまでの人生、いろいろやりちらかしてきたけど、ほんと、そろそろ的を搾りたいように思うけど、ちがうのかな。ひとつの道で極めないと、芸が磨かれない気がしてしょうがないのね、最近。

夜はDVDでNHKドラマ「ハゲタカ」を見て、雨のなか犬と散歩した。こう書くと優雅な一日みたいだけど、これからミニバン組の構成、4本書きます。現在午前1時。明日のうち合わせは、午前11時から。少しは眠りたいな~。

巡礼って一度やってみたいな。けど、テレビの海外ロケってちょっと巡礼めくときある。長時間、少人数のスタッフで、撮影目的にあっちこっちロケしてると、そんな気持ちになってくる。一緒にするな!と怒られるでしょうか。なぜか、大変だったけど、楽しかったいろんな海外ロケのことを思い出してしまった。