山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

自己嫌悪週間、終われ。

今週は、とことんツイていない一週間だった。

そう思いこんだせいか、ほんとに次々よくないニュースが舞い込む。おかげで、なにもしていないくせにぐったりしちゃって。昨日も途中まで書いたものを、くしゃくしゃっと丸めて、机の後になげたところ。昔の作家だったらね。まあ、ほんとはパソコンで書いてるから、くしゃくしゃポン!はできないし、そもそも途中まで書いたやつでもなんらかの芽があるかもしれないから、未練たらしく、全部とっておくのであった。

途中で何度も書き直す場合も、それぞれをコピペしてとってある。採用されなかった文章はそれ専用のファイルにそのまま張り付けていくので、壮大な脈絡のない文章の固まりができる。書いているものが完成していまえば、いっこうに顧みられることのないものだ。パソコンのファイルの闇のなかで眠り続けるのであった。

それで、書き主(犬の飼い主にならって、こう呼んでみた。文章の書き主)はどうかというと、ぐったりの一日でした。仕事、全然はかどらないから、鴨志田譲の「酔いがさめたらおうちに帰ろう」を読む。アル中で倒れて、アル中の専門病院に入院したときのお話だ。最後に「このお話はフィクションです」と書いてあったけど、きっとほとんどが実話でしょう。依存症専門の病院の感じ、チト懐かしかった。10年くらいまえ、割と親しかった人がその手の病院に入院し、何度か見舞いにいってるからねー。なんだかねー。それで小説も1本書いております。日の目をみておりませんけどね。

そんな書物を読んでいたら、こっちまで、離脱状態の患者みたいな気分になって、ごろごろしていた。そして真夜中。これから働くしかないのであった。

とにかく、今日で今週が終わるのだから、来週からはツキが回復してほしいのであった。そうじゃないと、乗り切れないですよ。はあ。若い頃って、苦しいこともたくさんあるが、一方で楽しいことも山盛りだったように思う。年齢を重ねると、楽しいことは確実に減る。だからといって、苦しいことが劇的に減るかというと、そうでもない。なんだかなー。生きるのに飽きたぜ。