山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

遭難しつづける。

新しい一週間のはじまり。

昼間はちょっとさぼってたけど、夜になって、ぐっぐっと働く。日が暮れるとどうしてこんなにやる気がでるのだろう。太陽がさんさんと輝いている間は、頭がぼーっとするし、なにごとにも意欲が湧かない。ところが、日が暮れて、とっぷり夜が深くなってくると、めきめき元気になってきて、「やるか」という気分になる。これがだいたい、午前0時頃。前世は、ぜったいドラキュラだったにちがいない。

小ネタひとつ。
昼間さぼってネットサーフィン(今更古いな)してたら、なんだかすてきな店を見つけた。「犬印帆布鞄」
犬のしるしがついているですよ。しかもその名前の由来が泣かせる。アルプスで遭難したひとを探すのは、遭難補助犬です。犬たちの首輪には小さな筒がついていて、そのなかには、ウイスキーが入っています。犬に見つけてもらった遭難者は、その少量のウイスキーを飲んで身体を暖め、生き延びるのです。

これがその店の由来らしい。泣ける話でしょー。犬ってやつは、犬ってやつは。そんなウイスキーを首輪にぶら下げて、遭難者を探すんだねー、と思ったら泣けた。犬は昔からひとを助けてきたのだ。それなのに、ひとはどれほど、犬の愛情を裏切ってきたことか。おお。

深夜、というか早朝なんで、しかも一仕事おわった後なんで、ちょっと涙もろくなってますけど、そんな犬の小話に感動したという、ある愚か者の場合についてでした。

おお、朝がくる。

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今週の金曜日(5月25日)は、「帰ってきた時効警察」をよろしく。
脚本、書いてます。(これ、週末まで毎日、載せておこう)