山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

ライカ犬を思う。

みなさん、元気ですかー?寒いですねー、毎日つらいことの連続ですねー、もういやになって、逃避行のひとつもしたい、今日この頃ですが、逃げるのも寒いし、面倒なので、やめることにしています。ほっ、なんの話だか。

わたしが、日頃チェックしているブログは、
糸井さんの「ほぼ日」、松尾スズキさん、本谷有希子さんのところ、ケラさん、阿川大樹さん(友達の作家)、松梨智子さん(映画監督)、鶴見済さん、などです。

こうしてみると、演劇界のひとが案外多いなあ。なんでこのメンバーかなあと思うけど、基本は、「書けない、苦しい」とか書いてありそうなところが好きなわけで。「そっか、みんな苦しんでいるね」と思うと、「書けないのはおまえだけじゃない」©市川森一という気分になるので、安心するのでした。「仕事したくない」なんていうコメントを見つけると勇気づけられたりする、基本ダメ人間のわたしです。

今日は特に落ちているので、ひとさまのブログだけでは回復せず、いろいろ考えたけど、でも、大したことはできなかった。もっと昔はこのような「いやな感じ」におかされたときは、まず、「飲み」に行ってました。
あるいは、「誰か」に電話してました。今日もそうしようかなーと思ったけど、大人になるとは悲しいことで、今更、飲んだくれても、電話で愚痴ってもなんも解決しないってことが、よおおくわかっているんでした。
(それに、身体ぶっこわれてからは、酔うほどにはお酒飲めないし)

で、ちゃんとご飯を作って食べる、犬と散歩という、ひとさまに迷惑をかけないで、気持ちを落ち着かせる行動をとりました。でも、ブログ仲間からの励ましもあり、やっぱり親しいひとには相談の電話をしたりして、夜も深まるにつけ、だんだん落ち着いてきた。

涙も乾き、希望の光が見えてきた!

なかでも、ブログ仲間の「悪いのは、あなたではなく、相手では?」という励ましに、はっとなり、そうだよなー、正統な主張をすればいいのだ…と思えて、楽になった。やっぱり、ひとに話したり、書いたりすることは、直接の解決につながらなくても、「気づき」があるな。精神病も認知療法ってあるわけだし。

昨晩は、後輩の女子に「好きな仕事やったほうがいいよ~」なんて、先輩風吹かせてましたけど、なんのことはない、自分自身だって、そんな自由じゃありませんでした。

父を亡くし、母不治の病にかかり、大好きな犬とも離れて、たったひとりで、誰も知らない村へいく少年が、ソビエトの人工衛星にたった一匹で乗せられるライカ犬のことを思って、ライカ犬より自分は幸せだって思うように、私も、(そんなに比べなくても)、充分、恵まれている。充分、幸せかもしれない。

そうだ、そうだ。

(ちょっと、精神状態怪しくて、すみません)。