山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

お正月の準備らしきこと

午後、近くのアンティークショップにドアを注文に行く。

ドア、あのドアである。
というのも、自分の家のリビングのドアはずいぶん前から、野の獣たちによって破壊されており、かろうじてドアの機能は守っているけれども、視覚的には大変よろしくない状態だった。風水のひとが見たら、幸せが逃げていくとか、ドアは心の入り口なのに壊れてるから、あなたも壊れてる…などと言われそうな感じだった。じっと見るとかなり悲惨な感じがするし、初めて見る人は、「どうしたの?コレ」と首を傾げる。

が、ひとはどんなことにも慣れる。ドアくらい犬にかまれていたって、普通に生活できる。朝起きれなくたって、一日一食の日があったって、なんとかなるものである。で、まあ、すでに数ヶ月(思い出せない…)くらいほっておいたのだけど、お正月が近づくにつれ、この機会にあのドアを直してみたい…という思いがふつふつと生まれ、一週間くらい前からドアのことを考えていた。

しかし。
いざとなると、ドアってどこで買ったらいいのさーってことになる。普通はリフォームやさんに頼むだろうけど、なんか、普通のモダ~ンなドアじゃつまらんと思い、なじみのアンティーク修理屋さんに聞いたら、近所のショップへ行けとのこと。案外近くにあった。

で、ネットであらかじめ、アンティークドアを調べて、でも、ドアだからサイズが決まっているので、アンティークのいい品があってもサイズが合わないと使えない。で、結局、オーダーすることにした。それで、ぼんやりアタマで、店に行ってきた。

もちろん、お正月に間に合うはずがない。どころか、見積もりさえ、年内は厳しいらしい。そうだろうなー。制作に二ヶ月かかると言われる。ごもっとも。一時間のテレビ番組なら、企画から3ヶ月、30分でも二ヶ月はかかる。単行本の小説なんて、わたしの場合、1年かかる。オーダードアの制作に二ヶ月かかるのは、順当だろう。

でね。まずは、アンティークのステンドグラスを選びました。で、ドアの素材のパイン材を選びました。で、それを白いペンキで塗ってもらって、真ちゅうか銅製のドアノブを探してもらって、装飾を施してもらってつくるのだった。なんか楽しみ。

果たして、そのドアは部屋の感じにマッチするかどうかはわからんないんだけど、一応壁はペンキで白く塗ってあるし、一部は水色に塗ってあるので、なんとなく、大丈夫な感じ。できあがりは来年の春だろうけど、それまでは、犬に噛まれた箇所にテープでもはってしのぐことにしよう。あるいは、放置か。

少し年末らしいことをしたので、書いてみた。