山田あかねの一喜一憂日記

テレビディレクターをやりながら、小説書いてます。映画も撮りました。脚本なども書いてます。 本、買って下さいね。

カナ、再び倒れる。



カナ。

昨夜午前1時頃、再び、最愛の犬、カナが倒れる。前回(07年12月末)の経験があるので、以前よりは取り乱さない。(飼い主がね)。「虚脱」といわれる症状で、立ち上がろうとした瞬間に意識をなくし、その場にへたりこむ。前回のときはそのままおしっこをもらした。今回は、うずくまったまま。目がとろんとして、何度名前を呼んでも反応なし。呼吸は早く、ぜいぜいしている。大好物のクリームチーズを鼻先に持って行っても、反応しない。病院に行くことを決意。

自分の車は壊れているし、だいたいこんなとき、冷静に運転なんかできるはずないので、タクシーで行く。犬の救急車があればいいのにと思う。昨夜はラッキーなことに一台めのタクシーに乗せてもらえた。いつもは、だいたい、3,4台から拒否される。大型犬だから、断られるのは仕方ない。前回、断られ続けたときは、一万円札をびらびらさせながら、いくらでも払うから乗せてくださいと騒いだのだった。あー。でも、昨日は無事のせてもらえた、ドライバーさんに感謝!で、車で5分ほどのいつもお世話になってる病院へ。

ここは犬の救急医療をやっているので、24時間獣医さんが待機している。心電図をとったり、点滴をしたり、倒れるのは二度目なので、わたしも以前より落ち着いて対処できる。不整脈は出ていなかったけど、心臓のまわりに水(というか、血液)がたまっていることが判明。血圧を上げるための点滴をしながら様子を見る。

前回は、もう、取り見出しきって、泣きわめきながら、犬につきそった。おまけに付き添いで、人間のくせに動物と一緒の部屋に泊めてもらった。そこにパソコン持ち込んで、仕事までしていた。そのせいで、この病院からはきっと、「ちょっとおかしな飼い主。要注意!」などの但し書きがされていると思う。でも、しようがない。本当だから。(笑)。

が、何事も学習であり、今回は素直にカナをあずけて、帰ってきた。獣医さんを信用している、というのもある。それに動物病院に泊まるととても疲れるということも学習したのだ。どんなに犬が好きでも、自分は犬ではないため、床に寝たり、ボールから水を飲んだりするのは、なかなか厳しい。で、なにかあったら、電話してくださいと、しつこいくらいにしつこく頼んで帰ってきた。午前2時半くらいだったか。その後は、頑張って小説書いた。カナが頑張っているのだから、わたしも…というわけだ。

リリーフランキーさんの「東京タワー」で、病に倒れたお母さんが、息子にむかってこんなことを言ってた。「あんたが仕事をしていると、私は具合がいいのよ。だからわたしが倒れても仕事してて(みたいな台詞)」(原作は読んでいなくて、映画で見ただけだけど)。この台詞、すごいなー、いいお母さんだなーと思った。

息子に負担をかけないつもりで言ったのか、ほんとに息子が仕事をしていることがうれしいのかわからないけど、そう言われたら息子は頑張るしかないし、仕事のせいで充分看病ができなかったとしても、それを悔いに思わないですむだろう。できたお母さんだ。

というわけで、カナも「あんたが仕事していると具合がいいのよ」と言ったかどうかわからないけど、わたしが深夜PCに向かっているときはいつも足下にいてくれるので、きっとそう考えるに違いないと思い、書く。
因果なことに、テーマは動物のいのちなのだ。うう。

午前7時。病院からは連絡がないので、この時間なら、失礼にあたらないだろうとふんで、病院に電話。カナの命はつながっていた。少し眠ろうと思ったら、午前9時頃、担当医さんから電話。情況よろしくないと聞く。再び、虚脱したというのだ。うう。眠れなくなる。が、午後4時にもう一度行くことを約束して、眠る。

午後3時半、起床。タクシーで病院へ。午前中に心臓にたまった血液を抜いたあと、カナ、回復。連れて帰ることにする。いつでも点滴ができるように、右前足(写真のブルーの包帯のところ)に点滴用の管を残している。帰りは、「ペットタクシー」を頼む。病院に告知が乗っていたので、電話してみた。すぐに来てくれて、犬と飼い主がゆったり座れるワゴン車である。とても乗り心地がいい。ドライバーさんも犬好きみたいで、安心して乗ることができる。値段も全然高くない。これ、おすすめかも。

帰宅後、カナにご飯を食べさせ、トイレに行かせてゆっくりする。やっと人間もご飯。はあ。でも、助かってよかったー。もちろん、いつどうなるかわからないけど。カナ、頑張れ。でも、どっかでもう、頑張らなくていいよとも思う。苦しんだり、痛かったり、怖い思いをさせてまで、延命させるのは、自分のエゴかもしれない。

今は、わたしの足下でゆっくり寝ています。

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