山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

成功ってなに?



ノイシュヴァンシュタイン城。写真の通り、実際も薄もやのなかでした。
ルードリッヒ2世が建てたことで有名ですが、たくさんの観光客とともに見学して思うことは、
「へんなことしたひととそのひとが作ったものは遺るのだな」という感想でした。




ルードリッヒ2世だって、後世の観光地になることを予想して作ったわけではあるまい。
ギリギリの結構激しくて不幸な人生を送ったというのに、現在は多くにひとが訪れる場所になっている。

ここへ行く前にヴィース教会という世界遺産になっている教会にも行きました。
この教会だって、あまたある教会をしのいで世界遺産になったのは、もとになったキリストの像があまりにリアルだったってことに端を発する。

ふうむ。過剰な情熱は時代を超える…ってことなのか。

それとちょっと時間のずれた話ですが、飛行機のなかで見た「マーク・ジェイコブスのドキュメンタリー」のなかで、MKさんが、こういっていたのが印象的だった。

成功とは、好きなことをやり続けることができることを言う。

ふうむ。そうかもしれないなー。一瞬、成功=たくさんお金を儲けることと思いがちだけど、たとえ、お金がなくても、自分の好きなことをやり続けることのできる環境があれば、それは最高に幸せだろうなと思いました。

だって、絵描きさんで、儲からなくても、ずっと好きな絵を描いていける場所があれば、それで幸せだよね?小説家だって、ずっと好きな小説を書くことができたら、それでいいじゃないのさ。

そんなことを思いました。


写真は、今が旬の白アスパラガス。