山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

ドラマ「四つの嘘」

最近、この日記のアクセスログを調べると、「四つの嘘」で検索した結果、ここへたどり着くひとが何名かいるようだ。テレビで「四つの嘘」のドラマが始まったからなんだろうな。

けれども、「四つの嘘」をテーマに日記を書いたのは、今から3年前で、ドラマの原作である、小説「四つの嘘」を読んでの感想を書いたのだった。大石静さんは脚本家としても優れていらっしゃるけれど、小説も独特で秀逸である。デビュー作の「愛才」も強烈だったし、「四つの嘘」も面白かった。

ドラマと小説がどれくらいシンクロするのかわからないけど、ドラマの結末も楽しみだ。なんといっても、今、ノリに乗っている、永作博美さんが、かわいくて強くていじらしい。それから寺島しのぶさん。自分は寺島さんの演じる、孤独な女性像が好きだけど、このドラマでは、好奇心旺盛はわかりやすい主婦を演じている。芸の幅が広いんだなーと思う。

「四つの嘘」を読んでも見ても思うことは、「結婚はゴール」ではないし、人生って続くってことなんだよなーと。若い頃は、若いひとだけが人生を生きているように錯覚するけど、年をとるってことは、身体が老いても、気持ちまで老いるわけじゃないってことなんだよなー。

続いていく、人生。いえ、もちろん、自分も「へえ、こんなことが起こるんだー」などと日々、新しい発見(いいことばかりではないけど)をしているのでした。