山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

どこまでが、コスプレ

今日はまだ、木曜日でよかった。まだ、週末まで1日ある。

今日は再び、「Lの世界」に戻ってしまった。昼間、だらだら仕事して、日が暮れてから、犬を連れて、TSUTAYAまでDVDを返しつつ、新しいのを借りに行った。うちからTSUTAYAまで、徒歩で25分くらいかかる。夜になっても、気温は下がらず、少し歩いただけで汗ばむほどの暑さだ。犬のためと自分のために水筒に水をいれて、持参する。真夜中の都会のピクニックだ。

木曜とはいえ、週末に近いし、夏休みのひともいるのか、町は賑わっている。途中で休憩をとり、犬に水を飲ませながら、やっとTSUTAYAにつく。借りていた7本を無事返却し、さてさてやっと3シーズンを借りられるわと喜んだのもつかの間、会員カードを忘れてきた。持ってきたつもりがよく見たら西武のクラブオンカードだった。ややこしい。

さっき返却したレシートを見せても、借りられなかった。せっかく歩いてきたのに~。どっと脱力。しかたないので、再び、家路につく、とぼとぼと。

いったん家に帰り、軽い夕食を食べて、犬をおいて再出発。まだ、電車のある時間だったけど、気力に負けたのと、電車に乗るとなると着替えないといけない気がして、(じゃあ、TSUTAYAはいいのかってことだけど)、タクシーで行く。

で、やっと3シーズンを借りることができた。そのほか、台湾のツアイ・ミンリャンの「楽日」とイッセー尾形の一人芝居も借りる。ツアイ・ミンリャンはかなり好きな監督。「愛情万歳」はほんとすばらしい。イッセー尾形さんは、ちょっと舞台ものを書くので、参考までに借りた。

タクシーで往復すると早い。疲れないし。お金かかるけど。

そんなわけで、夜はまた、DVD三昧。TSUTAYAに隣接するスーパーで、ハーゲンダッツのアイスのセールをやっていたので、「アップルマンゴー味」を買う。DVDとアイスがあると、世界が完璧に思えてくる。

仕事のこととか、いろいろあるけど、見ている間は幸せ。いろんなこと考えられるし。しかし、今日は、シーズン3の1本目と2本目のエピソード1本でリタイア。眠い。

それにしても、(ここから先、Lネタなんで、見てないひとごめん)、シェーンの女装には参った。いや、ものすごく深く辛らつなシーンだよ。だって、もともとシェーンは女なんだ。女なのに、白いワンピースを着せられて、ものすごい違和感を感じてしまうのだ。女=スカートをはく…なんて、常識でもなんでもなくなっている。むしろ、「女装」に近い。

この感覚、私もわかる。普段、Gパンか短パン+Tシャツでほとんど暮らしているけど、外に出るときなどに、「楽しみ」としてスカートをはく。すでにこの時点でコスプレ気分なのだ。メイクも一緒。楽しいし、好きだけど、「コスプレ」なのだ。自然なものではない。さて、今日は「女」でもやるかって気分になるのだ。(じゃあ、普段はなにものなのか)

いや~ジェンダーってなに、性差ってなに?とまた、深く考える。ひとは、つねに性的な生き物ではないのだ…と思えてくる。その部分だけで、分類されすぎなんじゃないか…と思う。「Lの世界」は、レズビアンのドラマだし、劇中に性的なシーンが多いんだけど、かえって、それが、人間は性的な生き物ではない…ということを感じさせてくれる。(肯定的に)。

ところで、今日は、ドラマ「四つの嘘」の日であったけど、見逃した。検索してきてくれたひと、ごめん。だって、Lの世界見てしまったら、なかなか、日本のドラマに戻れない…ね。

それから今日は、「スティーブ・ジョブス 神の交渉力」という新書を読んだ。スティーブ・ジョブスはアップルコンピューターの創設者ね。面白かったし、すごいひとだなーと思ったけど、結局、参考にはならないよね。だって、「神」だもん。自分は、凡人だし、ビジネスマンでもないからなー。すぐ情にほだされるし。

そんなわけで、めちゃ眠いので、眠ります。