山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

ナチュラルハイ

朝になってしまった…。

テレビ番組の構成を書いていたら、朝になってしまいました。自分の思いだけで書ける小説やドラマとちがって、教養番組の場合、資料を調べたり、読んだりするのに時間がかかるので、使う筋力が違うような気がする。しかし、教養番組を作ると、知らなかったことを知ることができるので、勉強になります。そして、達成感がある。絵画や音楽の番組をやることで、その番組をやることがなかったら、絶対知らなかったことを知ることができる。このような経験は、フィクションを作るのときにも、とても役立つんですね。

ある人が、「真の創造ができるのは、神さまだけで、人間ができるのは編集である」って言ってたんだけど、テレビの教養番組を作っているとまさにそれを実感する。いろんな資料や事実や史実から、物語を編み込んでいくわけです。創造ではない…といっても、これには技術が必要だし、うまい編集というのは、感動を呼ぶんだと思います。

すでにいろんな物語は存在しているんだけど、新しい視点やちょっとずらした視点から描くだけで、同じ事件(物語)でも、味わいがちがって感じられるんだなー。ふうむ。面白いなー。

ひとつできあがると達成感がある。もちろん、これで完成じゃないんだけど、気持ちが晴れ晴れする。この「できあがったときに感じるすがすがしさ」は何度やっても同じだし、この気持ちよさを求めて、日夜作品作りに明け暮れているのかもしれない。実際に何かを書いているとき、作っているときは、一番、気持ちが楽だし、(いや、たいへんだし、キツイんだけど)、気分がいいんだよな。ささいな自分に執着しなくてすむからかな。自分からの解放…。

ちょっと朝までやってたんで、微妙にハイで、書いていることが、偏っているかもしれません。

これから寝ます。

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