山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

一匹狼の戸惑い。

今日は、テレビの仕事の会議があり、会議のあと、番組のメンバー+制作会社のひとびとと飲んだ。
(相変わらず、アルコールは飲んでいないけど)。

ここのところ、普段の物書き生活+DVD長時間鑑賞により、ひととふれあうことが少なく、というより、会話をほとんどしていなくて、ひさしぶりの会食、雑談はとても楽しかったけれど、時々、戸惑った。いつもひとりで黙って考えたり、パソコンに向かっているので、会話の緩急というか、案配というか、何を話して、どこを質問し、どこで笑えばいいかが、(ちょっと大げさですが)、コツがわからなくなっているのだ。みんなはとても自然に話しているように見えるが、自分は質問しすぎて、インタビューになってしまったり、しゃべりすぎて、「語り」になってしまったりしてそうで、心配なのだ。

最初は少人数で食事して、その後、たくさんのひとたちとカラオケもあるバーに行った。女子の多いメンバーだったけれど、この宴席がとても幸せそうなんである。個々にはいろいろ文句もあるだろうけど、同じ会社で働く仲間が、仲間うちだけの気安さで、まことに気持ちよさそうに会話し、酒を飲んでいるのだ。こういうシーンを見ると、仲間っていいよな~としみじみ思う。この会社とは、自分は20年近いつきあいなので、親しいひとも多いし、親近感はあるのだけど、やはり、毎日顔を合わせている同じ会社の社員とはちがう。

社長も同席していたんだけど、社長を囲んで、女子たちがまことに楽しそうにしているのだ。頼もしい父親を囲む娘たちのように見えた。家族とか会社とかグループの一員になることは、この楽しさと気安さを手に入れることなんだなーと一匹狼は考えたのでした。

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