山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

自分を貫く

自分を貫く…というのは、なかなか難しいものだ。

今日は、ミニドラマの打ち合わせがあり、そんな話になった。スタッフは、テレビドラマや映画の現場でそれぞれの仕事をしてきたひとたちであるので、いろいろな場面に出くわしている。というより、作っている間にトラブルはつきものだから、当然といえば当然だけど、なにか問題が起きたとき、自分のやりたいことを貫くかどうか…この判断はいつも難しい。

自分を貫いたせいで、スタッフに嫌われて、悪い雰囲気になることもあるだろうし、もめている相手によっては、おりる、おりないの話にも発展する。かといって、イエスマンになってなんでも承諾しているわけにもいかない。この案配はかなり難しい。

自分も過去に、貫き過ぎておりてしまった仕事や、妥協して失敗した仕事などもあり、一概には言えない。貫いて成功することもあれば、さんざんな目に遭うことだってありえる。でも、ひとりのひとが言うには、「結局、貫くひとが成功する」とのこと。まあ、そうかなあ。ものつくりが仕事だからね。

とはいえ、私も大人になったので、あらゆる場所で自己主張したりはしないのだ。あくまで仕事なので、依頼主の気持ちにそうように頑張ることもあるし、これだけは譲れないという仕事…というより、この場合は自分にとっての作品…のときは、踏ん張る。多少嫌われても、ここで闘わないと、なんのためにやっているのかわからなくなる…って時には主張しないとね。

あ、でも、最近は、あまりけんかしていないです。穏和な性格になったのと、けんかすると消耗するので。ひとを殴ると殴った自分の腕が痛いってことです。(比喩ですよ。私は他人様を殴ったりしませんもの)。

それでも、ドラマ作りは楽しいっす。久しぶりなので、勘が戻るかチト心配。