山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

同じ地球のどこかで…。

今日も一日オフライン編集だった。

忙しい日々が続いたため、睡眠不足気味で、満足にお風呂にも入れず、ランチのあと、タリーズでぼんやりしていた。するとメール。何気なく読むと、ずいぶんと長く、しかも、ていねいにあつく、拙著「まじめなわたしのふまじめな愛情」に対する感想が記されてあった。

いや~こういうとき、ほんとジン!と来る。疲れてへとへとで、いったい、自分は何をやっているのだろーと思っているとき、同じ地球のどこかに…というのは大げさだけど、同じ日本のどこかに(って、知り合いだったんだけど…)、自分の小説を読んで、よかった…と言ってくれるひとがいる。そして、気持ちを秘めたままではなく、こうして、思わずメールを書くという行動にまで走らせる…自分の小説にそんな力があるんだ…と思えると…泣けてくる。

これまでの努力がすべて無駄じゃなかった…と思えてくる。小説は書きたくて、自分のために書いている。もちろん、書かせてくれて、本にしてくれる出版社があるからこそであるけれども、まず何より自分のためにやっている。そして、読んでくれる誰かのために、自分の言葉の届く誰かのために書いている…わかる…と言ってくれるひとのために書いている。

海にコンタクトレンズを投げるような気持ちだけど…あんまりいい比喩じゃないか…、けど、広い海のどこかの誰かには、いくつかの言葉は届くのだ…。

うれしかった。この瞬間のために生きております…と言っても過言ではないのだ。うれしーなー。ほんとに、自分が書いたもの、作ったものに共感してもらえると、それだけで、寿命が延びるのだった。

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片思いしている女子に、見てほしいっす。