山田あかねの一喜一憂日記

テレビディレクターをやりながら、小説書いてます。映画も撮りました。脚本なども書いてます。 本、買って下さいね。

恋のクライマックス

msnの「CLIMAX」ドラマ「終電まで」の情報が、MSNのポータルサイトに載ったおかげで、この日記まで来てくれるひとが急激に増えた。

「終電まで」を見て、ココヘ来てくれた方、いらっしゃいませ。そして、ありがとうございます。
ドラマはいかがでしたでしょうか。「時効警察」を作ったチーム遠田(!)で作っている「CLIMAX」ではありますが、自分の担当回は、「笑い」よりも「恋」とか「せつなさ」をテーマに作らせてもらいました。ショートショートだとどうしても、笑いとオチを期待されるけど、そういうもんばっかりじゃなくてもいいかなーと。

「終電に間に合うか」というハラハラするシチュエーションと、憧れがほのかな恋に変わっていく様子を掛け合わせて、なんか、作って見たかったのでした。人生のほんの一瞬のような、誰にでも訪れるような瞬間をね。

これは、以前、「オトナの片思い」(角川春樹事務所刊)という短編集でも書いたけど、大人になって、仕事をしていると、好きになったからといって、すぐにコトを起こす…というわけには、いかず、相手の出方とかその時の状況とかを注意深く観察しないといけない。その上で、、自分の態度を決めなくっちゃいけない。けど、それも恋の醍醐味ってもんだ…。

というわけで、短編小説を書くみたいで、ミニドラマを作るのは楽しかった。ただ、小説を書くのとちがって、限られた時間で作るのだから、大変は大変で…。でも、スタッフの方々は朝まで(!)イヤな顔せずに頑張ってくれたし、伊藤歩さんは最後まで笑みをたやさず、片思いの女子のせつない演技をフルに見せてくれたし、村上淳さんは、フトした瞬間に恐ろしいほどリアルな演技を見せてくれるし…で、なんやかんや楽しかった。

撮影の日は、すっごい暑さだったのに、今見ると、画面が秋に見える…。不思議だ。そして、あの無人駅…良かったなー。終電逃すとほんとに、「この世にふたりきり」みたいになってしまうのだ。実際、ロケをやっている時も、この世に私たちスタッフだけ…と思えるくらい、周囲は真っ暗だった。

そんなわけで、ドラマ気に入って下さった方、もし良かったら、本業の小説もよろしくお願いいたします。現在、新刊「まじめなわたしの不まじめな愛情」(徳間書店)が絶賛発売中です。


これは、30代のなんの取り柄もない女子が、ふとした仕事のきっかけで、ちょっと有名でハンサムなCMディレクターと知り合い、思わぬ恋が始まり、一瞬喜んだのもつかのま、めちゃめちゃな関係へと発展していくお話です。その男は、ヤク中でDV男であった。……

特殊な状況の特殊に濃い恋愛を描いているようで…最初のタイトルは「濃密恋愛」だった……小説のなかには、恋愛の普遍的な感情、女性の抱く、自分の容姿への思い、ずるさ、かけひき、それでも残る純な思いなど、セキララに描いています。

ぜひ!ぜひ!


サトエリこと、佐藤江梨子さんに書いてもらった帯の文章がぴったり!という評判です。
(自分でいうな…って)

「胸の高鳴りとともに 体から力が抜けて行く感じ。…痛気持ちいい」