山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

追跡サービス

仕事上のやりとりなどで、EXPACKなるものを時々使う。500円の大きめな封筒をあらかじめ買っておくと、それにいれるだけで、小包クラスのものがポストから簡単に送れる。自分の本を早急に送るときによく利用する。

(なんといっても、自分は夜型のため、17時までしか郵便局はやっていないので、書籍小包380円に比べたら若干高いけど、真夜中でもポスト投函できるので、好んでいる。…本局へいけば夜中でも受け付けてもらえることは知ってますけれどもね)。

で、このエックスパックなんですけど、もうひとつ好きなところがあって、それは、「追跡サービス」なるものがあることだ。「追跡」なんていうとサスペンスドラマみたいだけど、要するに、自分の出したものが今、どこにいるかを追跡して教えてくれるということだ。本当にどうしようもなく急いでいるときは、深夜でも本局へ行ったり、コンビニから宅配便を頼んだり、バイク便だってあるので、実は、エックスパック利用のときは、それほど急いでいない場合が多い。

でも、追跡サービスが好きなのは、その履歴を見て、想像するのが好きなのであった。あー私の送ったものは、○時に○○郵便局に着いたのだな。ほう、そのあと、○○へ行ったのか。この間わずか2時間。郵便ポストから、もよりの郵便局へ、そして、相手先の近所の郵便局へと、郵便物が流れていくようすが感じられて、なんか、楽しい。

着いてしまえば、それでOKだし、「不在」とあると…ほう、相手は不在だったのだな…仕事かな…などどまた、想像できるのであった。そういう意味で追跡サービスは楽しい。そんなに追跡しないといけないほど、緊急で貴重なものをお願いしているわけではないけどね。

かように、新しい娯楽(娯楽とまでは言わないけど…)が増えたよなー。これもインターネットならではだね。ネット上の出会いというのもあるわけだし。

いろいろ大変なことはあるけれども、時代が進んでよいこともあるのだ…と良き面を見てゆきたいなー。ニュースを見ていると悪い面の報道が目につくし、自分もついつい、見てしまうけれども。現在は、基本、殊勝な気分でおります。

克服すべきこと、もちろん、いろいろあります。仕事的にも私生活にも。でも、おおむね良好であることは間違いない。ありがたや、ありがたやの気分。

私の郵便物は、今頃、どこかの郵便局の「明日発送分」という箱のなかで、一夜を越すのだろうなー。いろんな見ず知らずの手紙たちと一緒の箱で。そう考えると、なんか、不思議で、いい感じがする。一瞬で届くメールも好きだけど、旅をしていく郵便物を想像するのも好きだ。