山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

あしたは雪。

今日は、仕事のあと、新宿で映画「秋深き」を見ました。

織田作之助原作の仲むつまじい夫婦物語。主演は八嶋智人、佐藤江梨子。まじめな高校教師が、キャバレーのホステスに恋をして、結婚するお話。サトエリ演じる女性は、ある種の男性の理想像なのだろう。

かわいくて、頼りなげで、胸が豊かでやさしくて。ちょっと過去は気になるにしても、訳あり美女の最後の男になりたいと思う男も少なくないのかもしれない。昭和の文学の香りのするお話。知的な職業のまじめな男が、風俗がらみの謎の女に恋をする…。過去の日本文学の定番チックな物語だ。それを現代に置き換えているので、ちょっとメルヘンが漂うけれども。(途中で、妻の過去の男かもしれない人物として、佐藤浩市演じるちょっとワルな感じの男が出てくるけど、ううむ、私なら佐藤浩市を選んでしまうよなあ…って)。

まあ、そんなわけで。あしたは一ヶ月ぶりにスタジオ収録。最近、外ロケについて、軽くイヤな思いをしたので、ロケアレルギーになりそうだったけど、スタジオは安心だ。雪降らす予定だけど、文句は言われまい。

うまくゆきますように。