山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

サヨナラ。

今日は、三浦くんに最後のお別れをしてきました。

その後、銀座に出て、一緒に悲しみを分かち合った人々と、お蕎麦を食べました。大先輩の方にごちそうになりました。ごちそうさまでした。葬儀のあとって、なんか、ソバだな…なんて話をしました。さらにその後、千疋屋さんに行って、フルーツパフェを食べました。さらに、その後、資生堂パーラーに行って、ハーブティーを飲みました。

一見、仕事をさぼっているようですが、これはですね、自分なりのお清めというか、なんかこう、やりきれなさの、昼間的表れ…でした。夜だとしても、自分はお酒飲めないし、なんとも言えない空気のなかにひたりました。言葉にするのが難しいなあ。一応、自分も物書き業をやっているのだから、もっと的確に、その気持ちを表せたらいいと思うけれど、単純に言えば、悲しいということなんだけど、そのひとこととは少し違うような、悲しいは基本の感情だけど、もうちょっと広い意味のような気もするし、境界線のあいまいな感情な気もする。

夕方、家に戻って、犬を抱いて寝ました。犬は飼い主の気持ちの変化に敏感で、普段は一緒に寝ないのだけけど、飼い主の気持ちが落ちているときは、そっと寄り添うようなところがあります。単なる昼寝の時は、犬はつきあってくれないんです。自分のベッドで悠々と寝るんです。今日は、「なんか、悲しいよ、ミニ」と言ったら、ぽんとベッドに飛び乗ってきて、そのまま一緒に寝ました。

故人を偲んで、仕事サボりました。(俺を理由にサボるな!とたぶん、三浦くんは苦笑いをしていると思います)。

ご冥福をしみじみ、祈りたいと思います。サヨナラ。