山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

バレンタイン前夜

バレンタインにほぼ関係のない年齢に突入してしまったけれど、バレンタインに一喜一憂するひとを見るのは好きである。賑わうチョコレート売り場。嗜好をこらした製品の数々。

おう、すべての女子に、幸運を!

今年こそは大量増員を獲得したまえ!

(となんのことかわからんが)、思ってしまう。恋する女子が、チョコレートひとつでわさわさするのは、なんと、かわいらしく、楽しいことでしょうか。

さきほど、犬との散歩の帰りにいつもいくスーパーマーケットに寄った。そこは、地下がスーパーで、1階以上は、高層オフィスビルになっている。なので、昼時に行くと、弁当を買い求めるビジネスマン・ウーマンの方々でにぎわい、おまけに外資系の会社も入っているので、外国人比率も高く、なんともニューヨークのオフィス街のような雰囲気にもなるのだが、(ちょっと嘘だが)、まあ、そんなスーパーマーケットへ、先ほどゆきました。

で、いつも食品を買うまえにスーパーのトイレに寄って、手を洗うんですね。散歩の帰りですので、犬の放出物を処理をしたり、他の犬に触れたりしたあとですので、同じ手で、食品を買うのはよろしくないと思いまして。で、トイレに入って、びっくり。いつもは誰もいないのに、女子でむんむんしておりました。あら、なぜ?と思ったのは、わたしが恋愛適齢期を過ぎたからでしょうか。

答えは、これからチョコレート手渡しデートに行く女子たちが、決戦を前にして、カブトや武具を整えていたのでした。いや、要するに化粧直ししていたってだけだが。仕事終わりのOLさんたちがですねー、メイクしたり、髪を治したり、多分、トイレで着替えているコもいて、わさわさしていて、面白かった-。

自分は高校まで女子だけだったので、こういう「決戦前の女子の身繕い」に、妙に懐かしいものを感じました。舞台裏ではみなさん、必死です。アイライン一本に命をかけ、前髪カールに魂を吹き込み、底上げブラに贅肉を集め、仕事中は控えていた、マスカラ強めにしたり、つけまつげを増量したり、いやはや、勝負下着に換える方(見せパンならぬ、換えパンか…)もいらしゃったのではないか。

新しいストッキングの袋が捨てられ、あぶらとり紙が舞い、普段のスーパーのトイレとは様子が違ってました。(まあ、なかなか、手をゆっくり洗えないでしたが、いや、そんなことはかまわん。がんばれ、女子!と思いましたよ)。

しかし、けっこう、かわいいコが多かったんだよなー。うちの近所のビルの女子、かわいいコ率、高いっす。

そんなことを思った、バレンタイン前夜。