山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

忘れ物なり。

今日はロケハンだった。

ロケハンとは、ロケをする場所の下見である。なので、あとで参考になるように写真を撮る。で、到着して、写真撮ろうと思ったらカメラがない。あれれ?家に忘れたのだろうか。しかし、家に帰ってからカメラ取り出してなかったし…。とにかく、その時点では、他のスタッフもカメラ持っているから、そこからもらうことにして、諦める。

で、帰宅。家に帰って探すけど、カメラはない。う…。どこへ行ったんだろう。最後にカメラを見かけた時から、今朝までの行動を考える。怪しいのは3つ。打ち合わせに出かけた場所。その後タクシーに2回乗ったので、タクシー。あーこんな時になにやってんだろうと自分を責める。

が、気を取り直して探すことにする。夜の11時だったけど、タクシー会社2つに電話を入れ、打ち合わせした事務所にメールを送った。こういうときマメに領収書があると助かる。2つのタクシーの番号もわかっているから。すぐにひとつ連絡がくる。「ありませんでした」。……。そうか。もう一軒からは返答なし。

あーあ。これからのロケハンを考えると、カメラ買うしかないなーと思う。まあ、いいか、買えば。明日の空いた時間で買いに行こう。よりによってこんな忙しいときに何やっているんだ!とふたたび、自己嫌悪の渦に落ちる。あーあ、あーあ。

気分転換に友人のブログを読む。すると、「ケガをした!」と書いてある。おお、気の毒に。そして、そうか、みんな、日々、小さなつまづきを経験しているのね。ひとり自分ばかりを悔やむのをやめようと思う。

気を取り直したら、メールが来る。開くと、打ち合わせをした事務所の方から。「カメラありました!」とある。おお、良かった。ほっとする。悪いことばかりじゃないじゃないか。タクシーに忘れた場合、次のお客さんが持って行ってしまったんじゃないかとか、くよくよいろいろ考えていたので、すごいほっとする。捨てたもんじゃないよ。ほっ。

今日はすっごい寒かった。雪が降ってた。もう三月だというのに最後の力を振り絞って、冬が猛威をふるっているのだな。はあ。