山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

今日もたのし。

一日があっという間に終わる。次々と考えないといけないことあって…。足りない頭をフル稼働だ。

昼夜逆転の生活、ひとにほとんど会わない、話さない生活から一転して、日々たくさんのひとに会い、たくさんの話をして、たくさんの決めごとをしないといけない。ほんとすっかり生活が変わった。これまでの、静かな日々のキャラを一掃し、別人格になりつつある。これはこれで楽しい。

20代、30代はテレビの仕事を山ほどやっていたので、かような演出家人格で生きてきたのだ。だから、もともとにない人格になる…というのでもない。若いころやっていたキャラに戻る感じ。自分のなかに、「ひとり静かに本を読み、書くことの好きなおとなしいキャラ」と「たくさんしゃべりたくさん動き、わーわー作るキャラ」の二つが同時に存在する。

どっちもどっちだ。時々入れ替わったほうが気持ちいいよね。

今日は、また、本読みだったんだけど、なんかすごく楽しかった。それは、ずっと稽古を続けてきた役者さんの演技がどんどんよくなっているからである。時々、ひやっとするほどいい芝居になるときがある。稽古とはいえ、その瞬間にぞくっとして、「いいなあ」と思う。非常にうれしいし、充実感、達成感がある。こういう瞬間にもっと立ち会いたいなあと思う。

たったひとりで書く小説とちがって、たくさんのひとで作っていく映画の、たくさんのひとがいるからこそ、自分ひとりでは絶対表現できない"なにか"が垣間見えた時の快感というのは、ほかでは得難いものである。

ひとりで作り上げる小説とたくさんのひとの力を借りて、完成にちかづける映画と両方やれるなんて、自分はほんとに幸せだと思う。ほんとに、ほんとに。