山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

ビタミン補給中。

今日も衣装合わせでした。

3日も続くと、リズムができて、だんだん慣れてきます。それはそれでいいのですが、「慣れ」ゆえ、「流す」ことにならないように注意しないといけないですね。最初は、スカートの柄ひとつ、小物の大きさひとつにこだわっていたのが、数をこなすうちに、「だいたいでいい」という感覚に陥りがちです。もちろん、全部に心血を注いでいたら、パンクするので、当然なんですけど、この力の配分が結構むずかしいものです。

以前に聞いた言葉ですが、映画とは、監督の世界観を見せるものだ…と。なるほど、と今、しみじみ思っております。自分は世界をどうとらえているか、それをお見せするのですね。だから、すみずみまで、自分の血が通っていないといけないと思います。これは、できあがりの善し悪しとは別に、どれくらい「自分らしいか」にかかわるのだと思います。

テレビは、ディレクターのものではありませんから、わたしの世界を見せるものではない。プログラムに従って、より多くのひとにわかりやすく作るものでございます。が、映画(すくなくとも、自分が作る映画…いわゆる大作とかじゃなくて)と小説(やっぱり自分が書くような小説、いわゆる、エンタメ小説じゃなくて)というのは、作者の世界観を見せるものだと思っております。

そういう意味でいえば、現時点では、自分で練りに練った脚本で、自分の好きな役者さんばかりにでてもらって、それで作っておりますから、ものすごく「自分らしい」ものになりそうです。いい悪いは別として、わたし(=やまだ)にしか撮ることのできない作品になるでありましょうー。

そんなわけで、映画の準備の日々は続きます。今日は、夕方、帰宅できたので、久しぶりに夕食を作りました。風邪が抜けないので、鍋物をしました。それと、パパイアやマンゴーも食べました。新鮮なフルーツ食べたくて。この他、イチゴとリンゴも買ってきたけど、おなかいっぱいで食べきれなかった。

明日は、ミニをシャンプーに連れて行き、夕方から、また、衣装合わせです。楽しいです。怒濤の日々は続きます。あと、○日でクランクインです!!!

映画ってこうやって作るんだー。